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完全自動運転の日欧米各社が描く将来像 ~レベル4実現時の新事業の可能性、異業種間連携の必要性~

  

ICT戦略特別セミナー

 No.S17280
 【インテル/BMW/デンソー/コンチネンタル】
 完全自動運転の日欧米各社が描く将来像
 ~レベル4実現時の新事業の可能性、異業種間連携の必要性~

  

開催日時 2017年 8月23日(水) 午後0時30分~午後5時
会場 紀尾井フォーラム
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F
受講料 1名につき 32,400円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,000円(税込)
備考
お問合せ電話番号:03-5532-8850

  

重要講義内容
Ⅰ. 海外に於ける自動運転開発の最新動向
  インテル 事業開発・政策推進ダイレクター
   兼 チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト
  名古屋大学 客員准教授

野辺 継男(のべ つぐお) 氏

【12:30~13:25】
 
2020年前後に向け、海外(欧米中)ではレベル3よりもレベル4の開発に軸足を移してきている。その背景を概説し、レベル4の実現に必要な技術要素、更にその実現により新たに生まれるモビリティ事業の可能性に関してお話しさせて頂く。
 
 1.自動運転の本質
 2.半自動運転(レベル3)の困難性
 3.完全自動運転(レベル4)の実現性
 4.海外各社の最新動向
 5.完全自動運転により生まれる新事業の可能性
 6.質疑応答/名刺交換

  

Ⅱ. 自動運転-技術と挑戦
  ビー・エム・ダブリュー(株) デベロップメント・ジャパン本部長

Lutz Rothhardt(ルッツ・ロートハルト) 氏

【13:35~14:50】
 
完全な自動運転は、現在の車両に対していくつかのアドバンテージを提供してくれる。それはユーザーおよび社会の両方に対してである。それらを達成する過程において、ドライバーから車両へのタスクと責任の移譲は段階的にシフトしてゆくことになるだろう。同時に、産業側においては、センサー、情報処理技術そしてインフラのそれぞれの技術的な挑戦は熟達されていかなければならない。主要な自動車市場に対しては標準化と異業種間の協力が実現することにより、現実的な価格で自動運転車両を市場に導入することが可能となるだろう。
 
 1.自動運転を提供するためのモチベーション
 2.自動運転を可能にするための技術とBMWの経験
 3.ドライバーから車両へのタスクと責任の移譲
 4.自動運転のための一般的なシステム構造
 5.センサー、情報処理技術とインフラへの挑戦
 6.国際協力および産業間での協調の必要性
 7.質疑応答/名刺交換
 
※英語から日本語への逐次通訳が入ります。

  

Ⅲ. 自動運転を支える認識技術
  (株)デンソーアイティーラボラトリ 代表取締役社長

平林 裕司(ひらばやし ゆうじ) 氏

【15:00~15:55】
 
自動運転には、ドライバの能力を超えるセンシング技術が必要になる。 デンソーアイティーラボラトリは、人工知能を活用して、自動運転車や高度運転支援システム(ADAS)に欠かせない「周辺環境認識」のレベルを飛躍的に高めようとしている。この分野において、最近注目されている技術が、ディープラーニングである。 本講演ではその技術開発の最前線を報告する。
 
 1.自動運転の動向
 2.自動運転を支える要素技術
   (1)環境センシング   
   (2)ドライバセンシング  
   (3)HMI
 3.質疑応答/名刺交換

  

Ⅳ. 自動運転の将来の姿
コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパン(株) 
インテリア・エレクトロニクス・ソリューションズ 日本代表

円満字 大輔(えんまんじ だいすけ) 氏

【16:05~17:00】
 
最近は、以前に比べると自動運転に関する報道・話題は落ち着いてきたようにも見えます。技術・規制・社会の議論のそれぞれが熟してきたために冷静になっているのでしょうか。それとも時間と共に自動運転に対する視線がさめてきたせいでしょうか。
本講演はこの疑問に対する答えを出すというよりは、自動運転に対する各界・各社の現在とそれぞれが描く将来像をもとに、答えを導き出すための材料としたいと考えています。
 
 1.各界・各社における自動運転の現状
 2.各界・各社が描く将来像
 3.いくつかのシナリオ
 4.コンチネンタルの見解
 5.質疑応答/名刺交換

  

講師プロフィール
野辺 継男(のべ つぐお) 氏
1983年 ICT企業にて国内外のPC及び関連事業立上げ。
2001年 国内最大級のオンラインゲーム会社立ち上げ。
2004年 クルマ会社にてICT導入統括。
2012年 インテル入社。自動運転を含むクルマのICT化を担当。
2014年 名古屋大学客員准教授兼務。
Lutz Rothhardt(ルッツ・ロートハルト) 氏
1991年 ドイツのミュンヘン工科大学で工学学士号を取得。組み込みデバイス関連プロジェクトのコンサルタントとして4年にわたり従事したのち、1995年からはBMWジャパンの多岐にわたるR&D業務で管理職として勤務。2007年から同社ミュンヘン本社の電気電子自動車アーキテクチャ部門のジェネラル・マネージャーを務めた。2012年よりBMWジャパンR&D部門を統括している。
平林 裕司(ひらばやし ゆうじ) 氏
1977年日本電装(現デンソー)に入社。エンジン制御の研究開発を経て、1993年から、カーナビゲーションシステムの開発に従事。2011年より現職。自動車という枠に縛られずに、あえて「デンソーらしくない」自由な観点から新しい発想を重視し、グループの中でも独自の研究開発を推進している。
円満字 大輔(えんまんじ だいすけ) 氏
1994年東京大学大学院システム量子工学科博士課程修了。インタフェース工学専攻。博士(工学)。日本原子力研究所(当時)、キャップジェミニ・アーンストヤング、トヨタIT開発センターを経て2015年より現職。HMIおよびバックエンドシステム等を担当。