イベント セミナー情報
PowerFLOW Solution Forum 2017【エクサ・ジャパン】
エクサ・ジャパンでは、製品設計開発に対するシミュレーションによるソリューションの提供の場として、「PowerFLOW Solution Forum 2017」を開催いたします。
本フォーラムでは、シミュレーションを積極的に活用されている国内外の企業の皆様の事例を中心に、ご来場者の皆様に有益となる情報を提供させていただいております。
今回は、基調講演として、株式会社デンソー 常務役員 武内裕嗣様にご登壇いただき、 “デジタルエンジニアリング 「もっと遠くへ」「真の心地よさ」を目指して”と題して、デンソーサーマル事業様の目指すところとシミュレーションの活用についてご発表をいただきます。
今年は、昨年から会場を広げての開催となっておりますので、より多くの皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。
開催概要
日 程 | 2017年6月2日(金) | 時 間 | 10:00 ~17:30 (9:30~受付開始)、 17:40~懇親会 | 会 場 | 東京コンファレンスセンター・品川 | 対 象 | 製造業の役員、管理職、エンジニア
(*競合他社様の登録はご遠慮いただいておりますので、予めご了承ください。) |
参 加 費 | 無料(事前登録制)(聴講、昼食、懇親会すべて含みます。)
(*定員となり次第、お申込は終了とさせていただきます。 お席に限りがございますのでお早目にご登録をお願いいたします。 また、応募多数の場合、ユーザーの方を優先させていただく場合がございますので 予めご了承ください。) |
主 催 | エクサ・ジャパン株式会社 | 協 賛 |
プログラム
Time | Title&Presenter / Abstract |
9:30 | 受付開始 |
10:00 ~10:10 |
ご挨拶
エクサ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 石川 和仁 |
10:10 ~10:50 |
シミュレーションに対するExaのヴィジョン
Exa Corporation President & CEO: Stephen Remondi |
10:50 ~11:40 |
【基調講演】デジタルエンジニアリング 「もっと遠くへ」「真の心地よさ」を目指して
株式会社デンソー サーマルシステム事業グループ 常務役員 工学博士 武内 裕嗣 様 クルマを、いちばん心地いい場所にしたい。デンソーのサーマル事業がかなえたいこと。それは、環境に配慮し、最小限のエネルギーで、安全で快適な空間を提供することです。 クルマに乗る人だけでなく、地球環境も考えた効率的な熱マネジメント技術の研究・開発を進めることで、「もっと遠くへ」という願いをかなえ、乗る人の体調や運転状況を認識する技術や、車内の温度・湿度、さらには香りなども制御する技術で「真の心地よさ」を提供します。 デンソーはEXA社とパートナーシップ契約を結び、これらの技術を実現する解析に取り組んでいます。 |
11:40 ~12:00 |
休憩 |
12:00 ~12:30 |
<ユーザー発表>車両開発におけるPowerFLOWの活用と今後の展望
三菱自動車工業株式会社 車両技術開発本部 機能実験部 主任 博士(工学) 濱本 直樹 様 車両空気抵抗の低減および静粛性の向上は、車両開発において、近年、ますます重要な要素となってきている。これらの性能向上は、車体形状と密接に関連しており、開発の初期段階から、デザイナーと協力しながら、取り組む必要がある。 車両デザインとこれらの性能を両立させるため、開発初期の実物のない状況では、CFD解析を積極的に活用して車両開発を行っている。また、車両開発のスケジュールに合わせて解析を実行するため、効率的なモデル作成手法や解析結果を十分に活用するための後処理システムを構築している。 講演では、当社におけるPowerFLOWの活用状況および、今後の展望について紹介する。 |
12:30 ~13:40 |
昼休憩 |
13:40 ~14:20 |
<特別講演>新型スカニアトラックの空力開発
スカニア Truck Chassis Development Senior Technical Manager, Aerodynamics Per Elofsson, Ph.D. スカニアは新しいトラックの世代を開発し、このプログラムの最初の車両を2016年の下期に発売しました。 本発表では、新しいトラックの世代の空力開発について紹介します。この開発の過程においては、コンピュータとテストによる手法が組み合わされて利用されました。ほとんどの空力要求はCFDを用いて検証され、この意味について発表で述べます。この新しいトラック世代のキーとなる空力特性を提示しするとともに、車両の空力性能を示します。 後者については、フルスケール風洞での競合車とのベンチマークの結果と、同様にオンロードでのテストの結果のまとめといったターゲットとの比較についても紹介します。 |
14:20 ~14:50 |
<ユーザー発表>エンジンルームの換気方法が冷却性能と静粛性に与える影響
ヤンマー株式会社 中央研究所 基盤技術研究部 研究員 池上 聡一郎 様 産業車両のエンジンルームの冷却系設計には、熱害と騒音曝露に対する配慮が求められる。その冷却方法は2方式に分かれ、一方はラジエータなどの熱交換器がファンの正圧面側に配置される吐出式であり、他方は負圧面側に配置される吸込式である。 各方式で熱環境と静粛性が異なるが,方式の選定指針が明らかになっていない。本発表では、まず各方式における熱環境の違いを明らかにする。 ついでファン音をPowerFLOWにより可視化し、各方式での発生機構を比較する。最後に方式の選定指針について見解を述べる。 |
14:50 ~15:10 |
休憩 |
15:10 ~15:50 |
Exa製品戦略とロードマップ
Exa Corporation Products and Marketing Senior Vice President: Suresh Sundaram, Ph.D. 本発表では“simulation-driven design(シミュレーション主導による設計)”に対するExaの戦略的方向をお知らせします。 その必要な能力とExaの最新の製品リリースの利点から、Exaの製品ロードマップまでをご紹介します。 |
15:50 ~16:10 |
休憩 |
16:10 ~16:45 |
<海外ユーザー発表>NIOにおける空力熱CFD開発
NIO CO., LTD. Advanced engineering department Aerodynamics manager Mr. Maximilian Ludwig Ganis 最新のCFDツールとベストプラクティスを用いたNIOでの空力、熱、空力騒音の手法と、 これによる最近の車両開発における性能属性向上に与えるインパクトを紹介する。 |
16:45 ~17:15 |
<ユーザー発表>NSX GT3開発におけるエンジンルーム内空気流予測シミュレーション
株式会社 本田技術研究所 HRD Sakura 第1BL 研究員 西平 竜太郎 様 2017年1月に開幕したIMSAユナイテッド・スポーツカー選手権(USCC)第1戦デイトナ24時間において、デビューを飾ったNSX GT3であるが、この車両の開発には、Power FLOWを用いたエンジンルーム内空気流予測シミュレーションを取り入れている。 元来、レース車両としての性能向上を、出力UP、軽量化、空力性能向上をメインに展開すると、ミッドシップ車両における冷却性能確保との両立が厳しくなるのは想像に難くない。 本報では、量産車開発と並行しながらも、FIA GT3規定への適合と性能向上が求められるレース車両開発に、熱害の予測技術を活用した事例について報告する。 |
17:15 ~17:30 |
質疑応答 |
17:40 ~19:40 |
懇親会 |
お問い合わせ
エクサ・ジャパン株式会社 セミナー事務局
Tel: 045-228-7669
E-mail: forum-jp@exajapan.jp