自動計測ソリューションセミナー 2016【東京貿易テクノシステム】

COMET自動計測システムは、CCDカメラ方式の自動計測システムです。自動計測用にコンパクト・剛性のあるセンサー構造が特徴的で、新開発のPoly Lightモジュールによって、シートメタルの穴・エッジなどの要素測定も高精度に抽出が可能です。また、オフラインティーチングには、ロボット操作スキルは不要で、CADデータをベースに自動ティーチングが可能となっています。
シートメタル、鋳物、樹脂など幅広く対応可能な汎用システムです。

Leica 自動計測システムは、レーザーによる非接触スキャニングとプローブによる有接触測定をオートツールチェンジャーにより切替え、測定が出来るハイブリット計測システムです。
全体形状はレーザーセンサーでスキャニングし、穴などの幾何要素またはスキャニング困難な箇所はプローブ測定で補うことが可能です。計測範囲は最大で直径50m有り、航空機、大物製缶品、大型金型など、通常の計測機では測定困難な中物～大物構造物の計測等に最適なシステムです。またレーザートラッカー本体はIP54の認定を受けており、現場環境下での使用が可能なシステムです。　
＊3Dレーザープロジェクションシステム（LPT）によるケガキ線のワークへの投影等の実演も見て頂きます。

Leica 自動組立システムは、6自由度(X, Y, Z, I, J, K-空間での位置と姿勢情報)検出ユニットを汎用の産業用ロボットに取付け、ロボットの先端位置及び姿勢を高速・高精度にリアルタイムフィードバックコントロールするシステムです。
従来から行われている専用機による組立や、人が介在した組立を、大幅にコストダウン・省力化する事が可能な画期的なシステムです。BoeingやAirbusでは多くのシステムが導入、または導入検討されており、生産効率の向上に寄与しています。
デモでは、リアルタイムフィードバックコントロールを使用した具体的な組立をお見せします。
また、ロボットの精度向上の為のキャリブレーションシステムのご紹介もさせて頂きます。

T-Scan CS＋ 自動計測システムは、光学式のトラッカーとレーザーセンサーの組合せで、2mまでの計測物を高速にスキャニングする事が可能な計測システムです。最大160ライン/秒、210,000点/秒でデータを取得しますので、センサーを高速に操作できます。また、一般的なセンサーの約2倍のハイダイナミックレンジを持つイメージセンサーを採用しておりますので、表面光沢の違いに関わらず計測する事が可能です。

ABISⅡシステムは、シートメタルの「ひずみ、ブツ、ネッキング」などの品質欠陥を自動検知、オフライン/インラインで利用可能なシステムです。ABISソフトウェアにより検出された品質欠陥を、熟練工による官能評価に照らし合わせ、システムに記憶させることができます。これにより、人・機械によるバラつきをなくし、量産部品の定量的検査が可能になり、次工程への不良流出率低減に貢献します。

CZAIはカールツァイス社の光学技術を使用した製造ライン向けのインライン全数検査システムです。ロボットの先端に取り付けたツァイス製光学式センサーや固定カメラを組み合わせ、インライン全数検査システムをご提供します。CZAIはカーボディーやシートフレーム、プレス加工品などの測定をお客様任意の座標系を元に三次元測定を行います。また、統計管理ソフトも備えており全数検査で取得された測定データをリアルタイム解析し、不良箇所を瞬時に発見し見える化します。

片持ち式同時5軸加工機 Mill7は、既存建屋にも設置できるクレイ・発砲・樹脂用　高速高機能加工機です。同時5軸ヘッド+ATCマガジンを機械本体に搭載し夜間無人運転にも対応。左右2式の独立した加工機同士が1台のフルサイズモデルを切削するための「待ち合わせ運転」や、加工完了・加工中アラームなどをメールで配信する機能、稼働率集計機能なども自動化率の向上に寄与します

自動計測によって得られた大量の計測データをサーバーに一括管理し、データ検索、レポート出力、統計処理など必要な解析をリアルタイムで実行でき、部品単位でのトレースが可能な機能を備えた品質マネージメントシステムをご紹介いたします。各生産拠点の計測データを一括管理、必要なときに的確なデータをすぐに取得できますので、不具合発生時に効果を発揮します。