Solution Seminar Vol.126 シミュレーションが変える開発プロセス!モデルベース開発による次世代設計手法の実践セミナー
こんな方におすすめ
- モデルベース開発に取り組んでいる方、これから取り組む方、AI技術にご興味のある方。
- モデルベース開発で電動化領域、振動騒音に取り組まれている方、これから取り組む方。
セミナー概要
バッテリー/モータ・最適化・熱制御・振動騒音の統合解析で設計・検証プロセスを再構築
電動化や複雑なシステム開発に向き合う中で、「シミュレーションが現場の判断に本当に活きているのか」と感じたことはありませんか?モデルベース開発の本質は“早期に本質を掴む”こと。今こそ、分断された検討を統合する視点が求められています。
本セミナーでは、電動化、性能最適化、熱マネージメント、振動・騒音の各分野で、マルチフィジクスを包括的に捉えるモデルベース開発の手法をご紹介します。
EVやHEVにおけるバッテリー・モーター・インバータといった主要構成要素をつないだパワートレイン全体の最適化、熱マネージメントにおいては、冷却系・冷凍系を含めた高精度なモデルを用いながら、実用レベルでのモデル縮退・高速化による制御適合への応用、さらに、振動騒音や摩擦摩耗といった現象も捉え、物理現象間の相互作用を反映し、高精度な予測を実現します。
また、機械学習技術との連携によって、複雑なモデルを簡素化しつつも十分な精度で再現し、解析の高速化や最適化計算の実用化も図れます。
これらを複数の活用事例を通して解説し、分断されがちな設計・検証プロセスのつながりを再構築するヒントをご提供します。
現場視点に立ったリアルな事例から、明日からの開発プロセスを変えるヒントをぜひお持ち帰りください。
※本セミナーは5回のライブ配信で構成し、いずれもライブ配信日以降のオンデマンド配信は予定しておりません。途中回からのご参加も大歓迎です。
◯プログラム・講演内容(予定)
※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。
5月27日(火)
「バッテリー開発の効率化に向けたシミュレーションの活用方法」
バッテリー開発における検討課題に対して、GT-SUITE・GT-AutoLionを用いた開発支援の手法と活用例をご紹介します。
6月10日(火)
「機械システムにおける摩擦摩耗、振動騒音現象のCAE解析アプローチ」
従来の機械システム設計では、過去の経験や実測に大きく依存していましたが、製品開発の競争力を高めるためにはCAEやMBD技術の活用が不可欠となっています。ここでは、摩擦摩耗(トライボロジー)解析と振動騒音(NV)解析を一つの環境で検討できるGT-SUITEのユニークな特長に着目し、解析手法の基礎から最新機能、具体的な適用事例や搭載サンプルモデルまでをわかりやすくご紹介します。
7月8日(火)
「電動系コンポーネント、特にモータシステムを包括的に設計最適する計算方法のご紹介」
(GT社のエンジニアによる英語でのご紹介:日本語キャプション付き)
GT-SUITEには、バッテリー・モータ・インバータといった電動系コンポーネントの専用ツールがオプションとして用意されています。バッテリーのP2Dモデル、モータの電磁界解析、インバータの商用データを基にした損失計算を簡単に実行できることが特徴です。
ここでは、GT-SUITEのCase設定やDOE機能を使用し、モータシステムを包括的に最適化する手法をご紹介します。
8月5日(火)
「機械学習技術の車両システムモデルへの組み込み」
(GT社のエンジニアによる英語でのご紹介:日本語キャプション付き)
機械学習技術を車両システムモデルに組み込むことで、計算コストの削減、システム最適化を実現することが可能です。ここではEVを題材に、バッテリーモデルをメタモデル化する方法をご紹介します。
9月9日(火)
「BEVの熱マネージメントシステムの合理化や制御適合」
(GT社のエンジニアによる英語でのご紹介:日本語キャプション付き)
バッテリー式電気自動車(BEV)の複雑な熱マネージメントシステムを例に、高詳細度でモデル化された冷却水回路や冷凍サイクル回路を、予測精度との兼ね合いを見ながら縮退化し、高速化(ランタイムを短縮)するアプローチをご紹介します。
開催概要
- 開催日時
- 2025年7月8日 14:00 - 15:00
- 開催場所
- オンライン開催
- 受講料
- 無料