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2026.07.02
NXP、量産車プラットフォームに向けL2/L2+ ADAS処理を実現する 最新シングルチップ・レーダー・ソリューションを発表
2026年6月11日
NXP、量産車プラットフォームに向けL2/L2+ ADAS処理を実現する
最新シングルチップ・レーダー・ソリューションを発表
車載レーダーSoC「SAF8444」により、次世代ADAS展開における
システム・コストの削減と設計の簡素化を実現
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NXP Semiconductorsは、高性能かつ電力効率に優れたアプリケーションを実現する、革新的なRF設計を特長とした新しい車載レーダー・システム・オンチップ(SoC)「SAF8444」を発表しました。このソリューションにより、お客様における熱設計の簡素化と車両へのスムーズな統合が可能になり、総システム・コストの低減につながります。これらの特長は、特に電気自動車(EV)プラットフォームへの搭載において魅力的な選択肢となります。
SAF8444は、NXPが業界初として発表した28nm RFCMOSレーダー・ワンチップ・アーキテクチャをベースに構築されており、非常に競争力のある価格帯の普及車やエントリークラスの車種にも先進的なL2/L2+ ADAS機能を幅広く搭載することが可能になります。
NXPの上席副社長 兼 レーダー&ADAS担当ゼネラル・マネージャーのMeindert van den Beldは次のようにコメントしています。「性能、電力効率、コスト効率を兼ね備えたSAF8444は、NXPのワンチップ・レーダー製品ラインナップを拡充するソリューションです。本ソリューションを導入することにより、お客様は厳格化する安全要件への適合とシステム・コストの削減を両立させることができます。これは、ADASの民主化を実現するための重要なステップです。」
背景
あらゆる車両セグメントにおいて先進運転支援機能の必要性が高まる中、自動車メーカーやTier 1サプライヤは、性能、規制適合、コストのバランスをいかに取るかという難題に直面しています。特に「Euro NCAP 2030」の要件では、低照度環境で死角にいる歩行者の検知や、全天候下での堅牢なパフォーマンスといった、実際の走行環境におけるユースケースへの対応が求められています。SAF8444は、カメラとレーダーのデータをチップ上で直接融合させることで、これらの課題を解決します。このアプローチにより、システムの複雑さや消費電力だけでなく、全体の部品コストも大幅に削減できるようになります。
従来、Euro NCAP 2030などの厳しい安全要件を満たすには、プロセッシング能力の強化や中央集中型コンピューティングの追加が不可欠とされており、コストや熱負荷、アーキテクチャの複雑性を押し上げる要因となっていました。SAF8444は、レーダー・センサ自体にインテリジェンスを持たせることで、このトレードオフを解消します。レーダーSoCが認識レベルの処理を直接サポートすることにより、自動車メーカーは中央集中型ADASコンピューティングの負担を軽減し、ビークル・アーキテクチャを簡素化することで、規制に適合したADAS機能をより多くの自動車プラットフォームに幅広くグローバル展開できるようになります。
詳細
NXPの28nm RFCMOSテクノロジを採用したSAF8444は、76~81GHzの車載レーダー帯域で動作し、短距離、中距離、長距離のレーダー・センシングをサポートします。アダプティブ・クルーズ・コントロール、自動緊急ブレーキ、死角検知、駐車支援といった、主流のADAS機能に最適化されています。
SAF8444は組込みレーダー・プロセッシングを統合しており、Arm® Cortex®-A53アプリケーション・プロセッサ、Arm® Cortex®-M7リアルタイム・コア、およびDSPサポートを備えたNXP独自のレーダー・アクセラレータ「Single Processing Toolbox(SPT)」で構成されています。
さらに、先進的なレーダー干渉軽減をサポートする強力なデュアルスレッド・レーダー・アクセラレータを搭載しており、演算負荷の高いアンチジャミング・アルゴリズムを効率的に実行します。道路上で使用されるレーダーの密度が高まる中、この機能は電波が輻輳する環境下における安定動作を可能にし、現在の市場展開はもちろん、将来的な規制要件も見据えた設計をサポートします。
SAF8444は、NXPの包括的なレーダー・ソフトウェアおよびイネーブルメント・エコシステムによってサポートされています。具体的には、レーダーSDK、セーフティ・フレームワーク、セキュリティ・コンポーネント、開発ツールが含まれており、お客様の開発サイクルを加速します。また、NXPは車内ネットワークやPMICソリューションに加え、エッジAIにより確実かつ高精度な角度推定を実現するアルゴリズムも提供しています。
供給
本日発表された車載レーダー・ワンチップSoC「SAF8444」は量産準備段階にあり、次世代のフロントおよびコーナー向けレーダーへの採用を目指しています。主要な先行顧客向けの開発サポートはすでに開始しています。詳細については、nxp.jp/saf8444をご覧ください。
NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションを提供する、信頼できるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」というアプローチのもと、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活かし、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2025年の売上高は122億7,000万米ドルとなりました。
詳細については、www.nxp.comをご覧ください。
NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイト
www.nxp.jp(日本語)をご覧ください。
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