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2025.10.09
スズキ、サーマルマネジメント設備の稼働式を実施
2025年9月19日
スズキ、サーマルマネジメント設備の稼働式を実施
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スズキ株式会社(以下、スズキ)は株式会社ミクニ(以下、ミクニ)に委託した電気自動車(BEV)に関する先行開発業務について、9月18日にミクニの生田久貴代表取締役社長、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長が出席し、ミクニの小田原事業所にてサーマルマネジメント設備稼働式を実施しました。
スズキがミクニに委託する業務は主にBEVのサーマルマネジメント*に関するもので、スズキのサーマルマネジメント設備をミクニの小田原事業所に導入し、この度稼働を開始しました。この設備は、実物のサーマルマネジメントシステムとコンピュータ上の仮想モデルを融合させ、試作車が完成する前の段階で、実車と同じ環境で精密なサーマルマネジメントの評価を可能にする設備です。この設備と、車両やバッテリーなどの仮想モデルを組み合わせることで、BEVの車両性能を左右するサーマルマネジメントシステムの開発を先行して開始することが可能となります。
スズキは、この拠点を最大限に活用してミクニが持つ専門的な知見と技術力を活かし、両社一体での開発を加速させて、BEVの開発期間、開発工数が極小となる開発体制を実現し、技術開発全体でエネルギー極少化となるものづくりを目指してまいります。
◎ ミクニ 代表取締役社⻑ 生田久貴のコメント
「ミクニは、VISION 2033において、『すべてのステークホルダーから信頼され、安心して任せていただける企業になる』ことを掲げ、その具体的な姿の一つとして、『お客様の開発機能の一端を担う』ことを目指しています。成長分野として位置付けるサーマルマネジメントにおける本開発業務受託は、この目標達成に向けた大きな一歩です。スズキ様とは日本およびインドを中心として70年を超える関係を築いてまいりました。これからも、ミクニに任せて良かったと思っていただけるよう、本受託に取り組んでまいります。同時に、サーマルマネジメントを極めるべく、ミクニの技術を進化させてまいります。」
◎ スズキ 代表取締役社⻑ 鈴木俊宏のコメント
「ミクニ様の小田原事業所に導入いただいたこの設備を活用することで、『冬でも航続距離が落ちにくい』『長く乗ってもバッテリーが劣化しにくい』といった、お客様にご満足いただける高品質なBEVの開発を、高い専門性を持つミクニ様と一体で加速できることを大変心強く思います。スズキの行動理念の1つである『小・少・軽・短・美』を体現し、エネルギーを極少化した電動車開発を進めてまいります。」
* サーマルマネジメントとは、車両内のさまざまなコンポーネント(バッテリー、モーター、インバーター、充電システム、空調など)の温度と消費エネルギーを効率的に管理する技術とプロセスのことです。電気自動車では、様々な車両性能に影響するバッテリーの適切な温度とエネルギーの管理が重要です。 ニュースリリーストップへ戻る
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