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2025.04.15

NXPマイコン車載ランタイムでも利用されているCANおよびCAN-FD対応リアルタイムデバイスドライバとCAN-FDプロトコルスタックのソースコード販売開始【ポジティブワン】

2025年1月31日

  

  

NXPマイコン車載ランタイムでも利用されているCANおよびCAN-FD対応
リアルタイムデバイスドライバとCAN-FDプロトコルスタックのソースコード販売開始

  

  

2025年1月31日、東京都渋谷区 - ポジティブワン株式会社(米国インディアナ州に本社が置くシンマソフトウェア(Simma Software, Inc.)日本総代理店)は、NXP製マイクロコントローラ(MCU)向けに高性能なController Area Network(CAN)およびCAN-FDデバイスドライバおよびプロトコルスタックを提供しています。これらのドライバは、以下のNXP製品ファミリに対応しています。

  

  

◆製品概要

本製品は、Simma Software社が開発した高性能なCANおよびCAN-FDデバイスドライバであり、以下のNXPマイコンファミリに対応しています。

  

・LPCシリーズ: LPC11xx、LPC17xx、LPC21xx、LPC23xx

・SJAシリーズ: SJA1000

・HCSシリーズ: HCS08、HCS12、HCS12X

・MC68xxxシリーズ

・MCF5xxxシリーズ

・MPC5xxxシリーズ

・Kinetisシリーズ: Kinetis Kxx

  

Controller Area Network(CAN)およびCAN-FDデバイスドライバの提供を発表いたします。これらのデバイスドライバは、CANメッセージの送受信におけるシンプルなアプリケーションプログラムインターフェース(API)を提供し、CANペリフェラルとのインターフェースに関連する技術的な詳細や複雑さを抽象化します。これにより、アプリケーションソフトウェアの簡素化、信頼性の向上、製品の市場投入までの時間短縮が可能となります。

  

  

◆技術的なキーポイント

・ISO 11898準拠: 当社のデバイスドライバは、ISO11898規格に準拠、標準的なCAN通信プロトコルをサポート

・MISRA C準拠: 高い信頼性と保守性を確保するため、MISRA Cのコーディング準拠

・ANSI Cソースコード: デバイスドライバはANSI Cで記述されており、8ビット、16ビット、32ビット、64ビットのCPUで使用可能

・RTOSの有無に対応: リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)の有無に関わらず動作し、柔軟な統合が可能

・複数ネットワークのサポート: 同時に複数のCANネットワークをサポートし、複雑なシステム構成にも対応

  

  

◆採用事例

Simma SoftwareのCANデバイスドライバは、過去15年間にわたり、自動車組み込みシステムに多数導入されてきました。当社のドライバは、複数のCANネットワークで同時に100%のバス利用率に耐え、他のドライバと比較して800%の高速性能を実現しています。これにより、主要な自動車メーカーや米国軍など、多岐にわたる顧客に信頼されています

  

  

◆他社との比較

CANデバイスドライバは、以下の点で他社製品と差別化されています。

  

・高性能: ベンチマークテストにおいて、他の商用J1939ソフトウェアソリューションと比較して800%の効率向上を達成

・広範なプロトコルサポート: J1939、ISO 15765、UDS、CANopen、NMEA 2000など、主要なCANプロトコルに対応

・多様なマイクロコントローラのサポート: Microchip、NXP、Texas Instruments、STMicroelectronicsなど、40以上のマイクロコントローラに対応

  

  

◆製品の問い合わせの際

お問い合わせの際は、以下の情報をご提供いただけますと、より迅速かつ的確な対応が可能となります。

1.ご利用予定のマイコン

・具体的な製品名や型番をご記入ください。

2.RTOSの使用状況

・使用の有無、および使用予定の場合はRTOSの名称をご明記ください。

3.開発中の製品情報

・製品の名称、用途、特徴などをご記入ください。

4.外部委託の有無

・外部委託の予定がある場合は、委託先との資本関係や各社の役割分担についてお知らせください。

5.受託開発に関するご希望

・評価ボードやカスタムボードの貸し出し、ソフトウェア環境の提供、開発スケジュールなど、特別なご要望がございましたらご記入ください。

  

これらの情報を事前に共有いただくことで、スムーズなコミュニケーションとサービス提供が可能となります。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。スタック製品は、製品はソースコードライセンスで提供しており、ロイヤリティフリーとなっております。

【シンマソフトウェア(Simma Software, Inc.)について】
シンマソフトウェア(Simma Software, Inc.)は、アメリカ合衆国インディアナ州西端、ビーゴ郡に位置する都市テレホートに本社を置いています。自動車業界向けのJ1708、UDSプロトコルスタック、J1939インタフェースオプションなど、セーフティクリティカルなリアルタイム組込みソフトウェア開発を専門としています。製品ラインには、J1939、CANopen、CAN、J1587、J1708、J2497、J1922、ISO 15765、OBD-II、UDS、およびKWP2000用のソリューションが含まれています。ソフトウェアは、100万台以上の電子制御ユニット、110の設計、100以上のお客様に使用されています。当社の製品は、フォード、ボーイング、米軍、すべての主要OEM(フレイトライナー、インターナショナルなど)のいくつかのティアワンサプライヤー、いくつかのセルラー機器プロバイダー、および診断機器メーカーによって使用されています。

テキサス・インスツルメンツDSPサードパーティ・ネットワーク、NXPパートナー・プログラム、STマイクロエレクトロニクス・パートナー、マイクロチップのデザイン・パートナー・プログラム、および自動車技術者協会のメンバーです。

  

  

【ポジティブワン株式会社について】

社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
所在地 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
所在地 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6神戸国際会館 22F

公式サイト:https://www.positive-one.com
SoM製品関係:https://www.chinchillasmart.com

  

ポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。

今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーカスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。

  

【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
TEL:03-3256-3933 FAX:03-4360-5301

  

  

  

  

  

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