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開発サイクルの短期化、コスト削減で本田技術研究所と技術協業【日本HP】

2011年8月31日

− 四輪R&Dセンターの分析・解析用サーバーとして「HP ProLiant BL460c G7」1000台導入 −

日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)は本日、株式会社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市、代表取締役社長執行役員:山本 芳春)の四輪R&Dセンター(所在地:栃木県芳賀郡)から、四輪車の研究・開発を支援するCAE(コンピュータエイデッドエンジニアリング)システムを受注し、6月10日に本稼働を開始したことを発表します。超高性能CAEシステムの導入により、開発サイクルの短期化、コスト削減に貢献します。本田技術研究所と日本HPは技術面での協業関係をを結び、HPの先端技術を本田技術研究所にて検証・評価し四輪開発の効率化へつなげてゆく計画で、今回CAEサーバー導入もその一環です。

本田技術研究所の四輪R&Dセンターでは、燃料電池電気自動車・電気自動車に代表される事業領域の拡大による開発の増加、また、グローバル競争に対応するための効率的な開発の実行といった新たな状況の変化への対応が求められていました。このような状況に対応するため、各種実験のシュミレーション化による研究の更なる高度化や開発サイクル短縮化を実現すべく四輪車の研究・開発における分析・解析を行うCAEシステムの性能強化を計画していました。

日本HPでは、こうしたニーズに対応し、高い性能、管理機能、省電力を実現するブレードサーバー「HP ProLiant BL460c Generation 7(以下、BL460c G7)」1000台、1万2000コアを超高性能分析・解析用CAEシステムとして納入し、受注からわずか3か月弱という短期間で構築しました。本システムの受注にあたっては、四輪R&Dセンターにおける長年のCAEシステムの運用実績に加え、短期間での導入計画が高く評価されました。

日本HP提供製品の特長

「BL460c G7」は、世界で最も多くの導入実績をもつ業界標準ブレードサーバーの最新モデルです。ハーフハイトのサイズ(1台あたり0.6U)に、1CPUあたり6コア対応のインテル® Xeon® プロセッサー5500番台/5600番台を最大2基、12個のDIMMスロットに最大384GBメモリを搭載することができ、高い処理性能、拡張性を実現します。また、リモート管理ツールの最新版「HP Integrated Lights-Out 3 (iLO 3)」を標準搭載し、快適な遠隔管理機能を提供します。さらに、ブレードを格納する筺体「HP BladeSystem c7000エンクロージャ 」では、電源ユニットの省電力性を示す認証規格、「80 PLUS」認証の中でも最高ランクの「PLATINUM」を取得し最大変更効率94%を実現する電源ユニットが搭載可能で、企業のIT環境における消費電力の削減に貢献し、高い節電効果を発揮します。

本田技術研究所 四輪R&Dセンターにおいては、このように高い処理性能、管理性、省電力を実現する「BL460c G7」を分析・解析用サーバーとして、日本HPにとっては過去最大規模1000台、1万2000コアの構成で導入しました。これにより、従来のCAEシステムに比べて、四輪車開発の複雑な分析・解析処理に要する計時間の大幅な短縮を実現し、開発サイクルの短期化、コスト削減に貢献します。


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