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中国の自動車メーカーBAICとの合弁会社を設立【ゼット・エフ・ジャパン】
2014年10月16日
■ シャシシステムの開発、組立を行うシャシ技術の合弁会社
■ 北京の南東部に社員200名の新工場を設置
北京/フリードリヒスハーフェン発; ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン(本拠地:ドイツ・フリードリヒスハーフェン、以下ZF)と北京汽車集団(以下BAICグループ)は、乗用車用シャシシステムの開発、組立を行う両社初の合弁会社を設立しました。ZFのCEO、シュテファン・ゾンマー博士とBAICグループ会長兼同グループの乗用車部門であるBAICモーター会長の徐和誼(Xu Heyi)氏は10月9日、フリードリヒスハーフェンにおいて合弁会社設立契約を締結しました。
ゾンマー博士は今回の契約締結に際し、「BAICグループに当社の製品を信頼して頂き、大変光栄です。この合弁会社の設立により、当社にとってきわめて重要な中国市場においてさらに大きく前進することができます。」と語りました。ZFはBAIC汽車とダイムラーAGの合弁会社、北京ベンツ汽車(BBAC)と数年にわたり取引を行ってきました。具体的には、中国で生産されている現行のメルセデスCクラス、Eクラス、GLKクラス向けのフロントおよびリアシャシモジュール一式をZFは供給しています。
ZFが51%を出資するこの合弁会社は、北京の南東に位置する北京経済技術開発区(BDA)に設立されます。来年初頭、エンジニアとプラントプランナーが開発作業に着手し、生産設備設置の準備に取り掛かります。シャシモジュールの組立は来年以降に開始する計画です。その後、従業員数約200名、初期生産能力20万台の体制でフロントおよびリアシャシモジュールを組み立て、JIS(ジャストインシーケンス)による納品に対応します。顧客には、BAICグループの様々な自動車ブランドが含まれます。今回パートナーとなる両社は、敷地面積16,000 m2が見込まれる新工場に1,000万ユーロ以上を投資しています。
BAICグループの徐和誼(Xu Heyi)氏は、「ZFは当社にとって重要かつ信頼できるパートナーです。新しい合弁会社は、当社が今後、乗用車用シャシ技術分野で経験を積んだ自動車部品メーカーと協力していくことを意味します。」と語りました。同氏は、両社ともさらに協力できる分野がないか検討しているとも述べました。
中国におけるZF
ZFはアジア太平洋地域の14カ国に37の事業所、7,500名の従業員を擁し、2013年には、同地域で前年比15%の伸びとなる30億ユーロの売上を記録しました。ZFは1980年に中国市場に進出、1994年から現地生産を行っています。中国において23の事業所、従業員5,700名を擁するZFは昨年、約20億ユーロの売上を記録しました。2014年は中国とアジア太平洋地域において人員を増員し、引き続き大幅な成長を予想しています。2005年に開設した上海の研究開発センターは、世界8カ所に置かれた主要開発拠点の一翼を担っています。
BAICグループ
北京汽車集団(BAICグループ)は中国第5位の自動車メーカーで、2013年には200万台以上の自動車を販売しました。「フォーチュン500」にもランクインする世界でも大手の企業です。
お問合せ :
ゼット・エフ・ジャパン㈱
コーポレート・コミュニケーション
JapanPresse.TKY@zf.com
ゼット・エフ・グループについて
ゼット・エフ社はドライブラインおよびシャシ・テクノロジーの分野で世界をリードする自動車関連部品のグローバル・サプライヤーで、世界26カ国に122の事業所を展開しています。2013年のグループ総売上は約168億ユーロ、総従業員数は7万2,600人でした。新たな価値を生み出す革新的な製品を提供し続けるため、ゼット・エフ社では毎年、総売上の約5%を研究開発に投資しています(2013年度:約8億3,600万ユーロ)。また、ゼット・エフ社は、世界の自動車サプライヤーのトップ10位に位置しています。
このプレスリリースは、2014年10月9日にZF Friedrichshafen AGより発行されました。さらに詳しい情報は、ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社プレスセンター、もしくはゼット・エフ・ジャパン、コーポレート・コミュニケーションまでお問合せ下さい。
ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社プレスセンター : http://www.zf.com/corporate/en/press/press.html
注記
本文中の装備、データは、ドイツ国内仕様に基づいており、他国の仕様は細部が異なる場合があります。また、内容を改定・訂正する場合があります。
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