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極薄設計の新型コイン電池ホルダーを発売【MPD】

2011年8月26日

「ミニ」コイン電池ホルダー
極薄設計の新型コイン電池ホルダーを発売

MPDが開発した「ミニ」(Minis)と呼ばれる新しいカテゴリーのコイン電池ホ ルダーは、電池ホルダーの PCB(プリント回路基板)からの高さを劇的に抑えます。このミニ製品ファミリーで初めて発売される BU2032SM-JJ-MINI-GTRはCR2032電池用に設計されています。他のCR2032用の電池ホルダー製品はよくPCBからの高さが5mm近くにもなりますが、当社の新製品 BU2032SM-JJ-MINI-GTRなら、CR2032を取り付けた状態の高さを2mm未満に抑えることができます。 これだけで、市販品の普通のCR2032用電池ホルダーと比べて基板からの高さを約3mmも少なく抑えることができます。

これほど大幅なスペース節約は、PCBの表面に穴を空け、ミニ・コイン電池ホルダーを回路基板に据え付けることによって実現します。これによって基板からの高さを劇的に抑えるミニは、密集した基板からの高さを最小限に抑えること が最も優先される状況でつねに完璧なソリューションを実現します。両側に支持ショルダー、両端に端子がついているこの部品は迅速かつ簡単に、しかも信頼性 の高い方法で取り付けることができます。両側のショルダーがコイン電池の保持力を高めるミニは、ポータブル機器または携帯端末に最適です。

腐食に強い金フラッシュ仕上げ、ニッケルめっきリン青銅の接点を持つミニは、高い信頼性を持つように製造されています。湾曲型正極接点がコイン電池をさらに強く保持しながら、二重圧力接点により低い電気抵抗を実現し、接続の瞬断が起こりにくい設計となっています。このホルダーのLCPベースピースは軽量かつ極めて頑丈にできていて、280°Cの高温にも容易に耐えられるので、最新の鉛フリーリフローはんだ付けも可能です。さらに、極めて優れた耐薬品性を持つLCPは、ガンマ線・電子線、エチレンオキサイドガス、熱蒸気、熱風など、医療用装置組立に標準的に用いられる滅菌工程の反復にも耐えることができます。また、使用されているLCPにはハロゲン、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は使われておらず、SVHC(高懸念物質)、REACH(化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則)、 RoHS(特定有害物質使用制限)指令、WEEE(廃電気・電子機器)リサイクル指令を遵守しています。つまりミニは、世界的な環境規制に対応しています。

BU2032SM-JJ-MINI-GTRにはCR2032電池しか保持できませんが、他のサイズのコイン電池用ミニの設計作業はすでに始まっており、近く製品ラインを揃えて 発売する予定です。CR2032は、約220mAhの容量がありながら極めて小さく、低消費電力回路には最適で、世界中で非常に人気の高い電池です。

ミニは自動車用製品、携帯用電子機器、キーフォブ、医療用製品には特に適しています。当社で試験した結果、ミニなら1メートルの高さからコンクリート面 に落下させても電池が飛び出すことはなく、衝撃や振動にも高い耐性があるので、 最も高い信頼性が求められるどのアプリケーションでも必要以上に役立つことがわかるでしょう。ミニは、市販されているCR2032電池ホルダーの中で基板からの高さを最も低く抑えながら、これらをすべて実現している驚異的な製品です。

クイックファクト

• テープ&リールパッケージで生産自動化システムに対応
• 電池ホルダーをPCBに据え付けるには穴を空ける必要あり
• 高度な保持力を持つ接点により、電池上の高密度の発泡体ならびに関連部品・労賃のコストがかからない
• どの競合製品よりも薄型設計
• PCBからの高さは2mm未満
• BU2032SM-JJ-MINI-GTRの5,000個発注時の量産単価は$0.47から(各種大量割引あり)
• 通常は販売代理店在庫から、または短納期で納品


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