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米国トレジャーデータ社とビッグデータを使った自動車業界向け事業で業務提携【パイオニア】

2014年9月4日

~車両情報を活用したテレマティクスサービスの提供を目指し、プラットフォームおよび関連技術を共同開発~

パイオニア㈱(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 兼 社長執行役員:小谷 進、以下「パイオニア」)と米国トレジャーデータ社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:芳川裕誠、以下「トレジャーデータ」)は、9月4日、自動車業界向けのビッグデータ関連事業において業務提携を行うことに合意しました。この提携は、パイオニアが展開している自動車向けクラウド基盤上のビッグデータ活用において、クラウド型データマネージメントにおける高い実績と優位性を持つトレジャーデータの技術を採用し、新しいテレマティクスサービスの提供を目指すものです。

今回の提携により、パイオニアは、収集・蓄積した自動車関連の各種ビッグデータを、短時間で効率的に分析することが可能になります。トレジャーデータは、自動車関連ビッグデータに関するノウハウを蓄積し、今後の事業展開に活用することが可能になります。両社は今後、解析したデータに基づくさまざまな情報を、自動車関連事業者の用途に応じて配信するクラウドソリューションを提供していきます(2015年内予定)。本ソリューションにより、自動車関連事業者は、自動車の状態に応じたメンテナンスの案内や、きめ細やかなアフターサポート情報の提供など、ユーザーのカーライフの利便性を向上させるテレマティクスサービスを提供することが可能になります。

パイオニアは2006年に、プローブ情報(自動車の走行履歴や各種のセンサーデータなど)を活用した独自のネットワークシステム『スマートループ』を立ち上げ、業界に先駆けてビッグデータの活用を進めてきました。また2013年には、自動車向けクラウド基盤『モバイルテレマティクスセンター』を構築し、スマートフォン向けにもクラウド型ナビゲーションサービスを開始したほか、車載機のみならず、スマートフォンから得られる膨大なデータの解析処理による高精度なプローブ渋滞情報の提供を開始しています。

トレジャーデータは、大容量の各種データをリアルタイムで収集・保管・分析するクラウド型データマネージメントサービス(DMS)「トレジャーデータサービス」を提供しています。事業開始以来、主にデジタルマーケティング・広告業界やオンラインゲーム業界の企業向けに導入を進めてきましたが、昨年より製造業を中心に、さまざまな“モノ”から発するセンサーデータの分野(IoT)への応用を強化しています。

今後、両社は、本ソリューションをさまざまな自動車関連事業者に提供することで、自動車関連ビジネスの拡大と発展に寄与できるよう、収集するデータの内容や分析手法を強化するとともに、サービスも拡張していく予定です。



【パイオニアについて】
1975年に世界初のコンポーネントカーステレオを、1990年には、世界初の市販GPSカーナビゲーションシステムを発売するなど、常に時代の先端を行くカーライフの提案を行ってきました。最先端のテクノロジーと斬新かつユニークな発想を活かしたカーエレクトロニクス製品は、自動車関連市場において高く評価されています。また、ドライブに役立つ最新の情報をいつでも手間なく取得できる、テレマティクス技術を活用した情報ネットワークシステムや、車の中でスマートフォンを活用するためのアプリケーションなど、カーライフをより快適に、楽しくするサービスやソフトウェアを提供しています。さらに、自動車を対象にした新たなサービスのビジネス領域が多様化する中、パイオニアは各自動車関連企業様のサービス構築に向け、お客様のカーライフの利便性を向上させるプラットフォームの開発と包括的なテレマティクスサービスの創出に向けて取り組んでいます。


【トレジャーデータについて】
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、ビッグデータを一定の月額課金で収集・保管・分析するクラウド型データマネージメントサービス(DMS)『トレジャーデータサービス』を提供しています。同社のサービスは、大容量の購買取引データ、Web閲覧データ、各種のアプリケーションやモバイル端末のログデータ、センサーデータやマシンデータ等、さまざまな非構造化データに対応しています。顧客には、フォーチュン誌が選ぶ世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」の企業も含まれています。日本では、2012年11月にトレジャーデータ㈱を設立し、日本国内の事業開発および技術開発の拠点となっています。






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