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ネットワーク型交通機関の実現に向けた先駆的な取り組みのために、シリコンバレーの力を結集【コンチネンタル・オートモーティブ】

2014年8月18日

・交通機関の未来を切り開くため、自動車およびITの専門家で構成されるチームを強化
・コンティネンタルでは、高度道路交通システム(ITS)とコネクテッドビークルの分野における成長を加速する計画
・インテリア部門が米国シリコンバレーに拠点を置く新たな事業部を創設
・セバル・オズがContinental Intelligent Transportation Systems, LLCの社長に就任

*本プレスリリースは、現地時間2014年8月18日に、ドイツ・レーゲンスブルクで発表した内容の参考訳です。万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。

世界有数の国際的自動車部品サプライヤーであるコンティネンタルと業界パートナーは、交通機関の未来に関する先駆的なイノベーションの開発を推進しています。当社は、高度道路交通システム(ITS) に焦点を当てた、IT業界と自動車業界のイノベーターで構成される国際的なチームを編成しています。「Continental Intelligent Transportation Systems, LLC」と呼ばれる新しい事業部が米国カリフォルニア州シリコンバレーに拠点を構え、車両ネットワーキングおよび自動化の専門家であるセバル・オズ(Seval Oz)が社長に就任します。彼女は前職でGoogle社における自動運転車のプロジェクトに参加していました。

Seval Oz takes over the new Continental
Business Unit Intelligent Transportation Systems.

コンティネンタルの最高経営責任者(CEO)であるエルマー・デゲンハート (Dr. Elmar Degenhart) は「この取り組みは、車を『Internet of Everything』の不可欠な部分にするという当社の戦略を表す好例です。当社の主要な目的は、交通事故をなくし、エネルギー消費を最小限に抑え、車の快適さと利便性を最大化させ、自動車間のリアルタイムな情報交換を実現することです」と、述べています。さらに、デゲンハートは「当社の新しいチームは、先駆的な技術革新を実現するために必要な、貴重な長所を組み合わせることができます。そのような長所には、シリコンバレーで活動する一流のデジタル技術専門家のノウハウや創意、自動車の大量生産に関するユニークで信頼性の高いソリューションの開発を可能にするコンティネンタルの専門知識などが含まれます」と、述べています。

今日、世界中に存在する全自動車の4台のうちの3台には、より安全で環境に適合した快適な走行を実現するコンティネンタルのソリューション、製品、およびシステムが搭載されています。ITSは、交通や交通施設の状態を大規模かつインテリジェントにネットワーキングするので、車が新しい交通誘導システムの一部になります。ネットワーク車 (NV、別名コネクテッドビークル) とITSは、将来の交通における不可欠な技術と考えられています。

「ITSは、コンティネンタルに多くの新しいビジネスチャンスをもたらします。当社の新しい事業部は、この市場における当社の競争力をさらに強化するでしょう」と、コンティネンタルの取締役会のメンバーであり、インテリア部門の責任者でもあるヘルムート・マッチ (Helmut Matschi) は述べています。「私たちがシリコンバレーを新しい拠点として選んだのはそのような理由からです。このベイエリアには、当社の既存の競争力に加え、当社がプロトタイプ以上のソリューションを構築するために必要なネットワーク車やITSを開発するための技術と人材がそろっているのです。」

セバル・オズは「コンティネンタルのITSチームを率いて世界クラスのエンジニアリング サービスを開発できることに私は興奮しています。私たちの使命は、ハイテクおよび自動車の両分野における強力なパートナーシップを構築することで、モビリティと安全性を劇的に向上させることです」と、述べています。

すでに、コンティネンタルは、中核となるITSコンポーネントの主なサプライヤーの1社です。ITSは、交通渋滞、交通に誘発される汚染、ヒューマンエラーによる事故など、交通に関する世界的な問題に対する解決策を見つけるために最適なプラットフォームを提供します。車同士、さらにはインフラと素早く通信できるネットワーク車は、新しいユーザー機能に対してさまざまな可能性を切り開きます。インテリジェント アプリケーションは、車の運転をより安全かつ快適で環境に優しいものへと変えます。このようなアプリケーションには、ルートに潜む危険や障害物をドライバーに知らせるために、他の車やインフラ、またはバックエンド(クラウド)からのデータや、交通量、車体、および交通管理などのその他の情報を利用することが含まれます。そのようなソリューションを開発するには、データの保護が最優先の課題です。コンティネンタルは、世界トップクラスのシステムを開発するために、ビッグデータ(IBM)、信頼性の高いセキュリティ(Cisco)、地図データ(Nokia HERE)における主要な技術サプライヤーとのパートナーシップ契約をすでに締結しています。

新会社の最高経営責任者(CEO)となるセバル・オズは、コンティネンタルのITSの取り組みに関する世界規模のあらゆる新しいビジネスおよび活動を担当します。

ヘルムート・マッチは「彼女は、車両ネットワークおよびインフラの分野における豊富な経験を当社にもたらしてくれます。このリーダー的な職務を果たすのに、彼女はまさにうってつけの人材なのです」と、述べています。

セバル・オズは、その前職となるGoogle社のシニアビジネス開発マネージャとして、自動運転車の発売に関連する事業開発やマーケティングの取り組みにおいて不可欠な役割を果たしました。彼女は、今年、サンフランシスコでPWI Women in Technology Award for Courageを受賞しました。彼女は、ウォートン ビジネス スクールから成績優秀でMBAの学位を取得しています。また、ウェルズリー大学を優等で卒業し、マサチューセッツ工科大学 (M.I.T.) で経済学と政治学の学位を取得しています。






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