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BMW社よりロボットによるペイントシステムを大規模受注【ABB】
2011年8月22日
ABBはBMWグループより、同社の新しい塗装システムに関する包括的受注を獲得しました。今後数年にわたり、塗装機と塗装ロボットを塗装システムとして納入することとなります。これは、2008年にBMW社がABBを産業用ロボットのパートナーとして選定いただいた案件に続く成果です。
2011年8月18日、チューリッヒ発 – 今回納入する塗装ロボットは、並外れた塗装パフォーマンスと省スペースを実現したABB塗装ロボット、IRB 5500の最新の世代のものとなります。これらの塗装ロボットは、車体の内装および外装のベースとクリア塗装の自動化ラインに用いられます。BMW社は、当ロボットシリーズを、プラスチック製部品の塗装およびハンドリングにも活用します。
「ロボットは、塗装工程における経費削減と、製品の品質向上を実現します。製造工程の信頼性を高めるだけでなく、その最適化と能力アップにも貢献できます。」ABBのディスクリートオートメーションアンドモーション事業の責任者、ウルリッヒ・シューピスホーファーはこう述べています。
ABBの技術は、その機能と構造に決定的優位性があります。品質と精度は、特に塗装アプリケーションにおいては群を抜いています。同時に、ロボットによる塗装は、環境負荷を低減し、排出ガスを効果的に削減します。
ABBのロボティクスは、品質の高い製品を持続的に生産することのできる効率的な製造システムをお客さまに提供しています。当社は、ボディ加工の初期工程から、完成車体の最終組立て作業まで自動車製造工程を網羅する製品およびソリューションを取り揃えております。常に製品の競争力を高めつつ、同時にお客さまの詳細なご要望にお応えできるよう努めています。現在、約19万台のABBロボットが世界中で活躍しています。
ABBについて
ABBは、世界のおよそ100カ国に130,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。
ABB株式会社について
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。