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メモリハイコーダ MR8875を発売 高輝度TFT液晶とタッチパネル採用で現場測定に最適【HIOKI】

2011年7月27日

HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:吉池達悦)はこのたび、タッチパネル操作による高速・多チャンネル・長期間記録を可能にしたコンパクトサイズの現場向け記録計、メモリハイコーダMR8875を発売いたします。
MR8875は、自動車や輸送機器の車載試験、製造設備の保守管理などの分野で威力を発揮します。画面は高精細8.4型高輝度TFTカラー液晶と直感的操作のタッチパネルを採用しましたので、現場での作業の利便性が大幅に向上します。自動車の走行試験を考慮し、JIS自動車振動規格に準拠しています。また、複数のプラグインユニットを用意しましたので、測定用途に応じた組み合わせができます。
さらにカーバッテリによる駆動も可能になり、記録場所を選びません。インタフェースについてもSDカードによるリアルタイムの長時間記録も可能で、LAN、USBを標準装備していることから、多様な記録媒体を使用できます。

MR8875の使用用途

自動車の走行データ記録
鉄道車両の不具合解析
ブレーキなど油圧機器の動作波形記録
生産設備の保守 など

MR8875の特長

1.  TFTカラー液晶とタッチパネルの採用で、現場での使いやすさが向上
MR8875は車載試験や設備の保守管理など屋外での使用を想定しています。明るい場所でも画面が見やすいように、視認性に優れた高精細8.4型高輝度TFTカラー液晶を採用し、また直感的に操作しやすいように、タッチパネルを採用しました。測定したその場で、評価が可能です。

2.  JISの自動車振動規格に準拠
使用状況の厳しい車両・自動車の走行実験での使用を考慮し、JIS自動車振動規格に準拠しています。
JIS D 1601 : 19955, 3(1), 1種乗用車, 条件 : A種相当

3.  測定用途に応じた組み合わせができるように、複数のプラグインユニットを用意
プラグインユニットは4機種を用意しました。これにより、電圧、電流、歪み、温度、CAN出力の測定が可能です。用途に応じた組み合わせができます。

4.  自動車の走行データ収集用として、CANユニット MR8904を装備
CANユニット MR8904を使用すれば、CAN形式のデータを測定できますので、自動車開発の現場で威力を発揮します。
※CANとは「Controller Area Network」といい、自動車の中でエンジン回転数やタイヤ圧などのデータをやり取りする方式です。

5.  多様な電源を用意し、場所を選ばない測定が可能に
現場で使用することから、多様な電源を用意しました。ACアダプタ、DC12V、DC24Vに対応しています。これにより、カーバッテリによる駆動もでき、場所を選ばない測定が可能になりました。

6.  インタフェースも充実
SDカードによる長時間のリアルタイム記録ができます。さらに、USB、LANも標準装備しました。ユーザーの測定環境に合った多様な記録媒体が使用できます。

主な仕様

価格

メモリハイコーダMR8875 : ¥450,000(税込¥472,500)
アナログユニットMR8901 : ¥140,000(税込¥147,000)
電圧・温度ユニットMR8902 : ¥150,000(税込¥157,500)
ストレインユニットMR8903 : ¥300,000(税込¥315,000)
CANユニットMR8904 : ¥200,000(税込¥210,000)

年間目標販売台数

800台

記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに価格、仕様、そのほか本リリースに記載の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


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