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車載インフォテイメントアプリケーションのケーブルのコストと重量を低減するシリアライザ/デシリアライザ(SerDes)チップセットを発表【マキシム・ジャパン】

2014年4月9日

車載SerDesチップセットは、シールドツイストペア(STP)と同軸ケーブルの両方を使用可能にし、設計の柔軟性を最大限に高めることを実現

カリフォルニア州サンノゼ2014年4月9日—Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ:MXIM、以下Maxim)の新しい3.12Gbpsギガビットマルチメディアシリアルリンク(GMSL) SerDesチップセットファミリを使用すると、エンジニアは、従来のSTPまたはより軽量で安価な同軸ケーブルで高解像度の車載インフォテイメントアプリケーションを設計することができます。

現在の自動車設計では、STPケーブルを使用して車載インフォテイメントのディスプレイにデータを送信します。しかし、同軸ケーブルの方が配線のコストおよび重量が最大50%低下するため、自動車メーカーは代わりに同軸ケーブルの使用を検討し始めています。MaximのSerDesチップセットを使用すると、自動車メーカーは引き続きSTPケーブルを使用して設計を行い、将来のモデルでは同じチップセットを使用してシームレスに同軸ケーブルに移行することができます。これらのチップセットは15mの同軸またはSTPケーブルを駆動し、堅牢で汎用的な設計に求められるマージンを提供します。各シリアライザおよびデシリアライザに内蔵されたスペクトラム拡散機能は、外部スペクトラム拡散クロックを必要とせずに、通信のEMI特性を向上させます。各シリアライザは、ファミリ内の任意のデシリアライザとの組合せで動作するため、通信の各端で異なるインタフェースを使用することが可能です。高解像度のセンターおよび後席ディスプレイの駆動に加えて、これらのチップセットはメガピクセルカメラシステムにも使用することができます。

主な特長

ケーブルのコストと重量の低減 : 各SerDesチップセットは同軸ケーブルの使用が可能で、ケーブルのコストと重量がそれぞれ最大50%低減されます。
高解像度ディスプレイ : 1920×720ピクセルのディスプレイを24ビットカラーで駆動し、セーフティとエンタテイメントの両方のアプリケーションで視覚性能を高めます。
ケーブル長の延長 : 堅牢なチップセットによって、競合ソリューションより最大50%長い15mのケーブルを駆動します。
EMIの低減化 : シリアライザはスペクトラム拡散機能を備えているため、追加部品なしでEMIを低減します。

コメント

「Maximは、自動車メーカーが抱えるシステムレベルの問題について熟慮してきました」と、Maximのオートモーティブ製品担当ビジネスディレクターであるバラゴパル・マヤムプラス(Balagopal Mayampurath)は語っています。「この製品ファミリは、自動車メーカーに極めて大きい設計の柔軟性を提供します」。
「消費者は自動車購入の決定に当たって、次第に接続性とインフォテイメント機能を重視するようになっています」と、IDC社のリサーチマネージャであるNina Turner氏は語っています。「自動車メーカーは、コスト効率の良い方法で高解像度の映像をインフォテイメントディスプレイに届ける必要があります」。

供給体制および単価

各デバイスは-40℃~+105℃の温度範囲で動作します。
単価および評価(EV)キットは、一部のお客様に提供しています。
前世代のGMSL SerDesと同様に、HDCP対応バージョンも提供されます。
詳細については、MaximのSerDesチップセットの情報ページをご覧ください。

SerDesチップセットを使用した製品の高解像度画像はこちら

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