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入力周波数320 kHzまで高速応答で追従 高速F/Vコンバータ FV-1500【小野測器】
2014年3月10日
㈱小野測器（社長 小野雅道）は、回転速度などに比例した周波数信号を電圧信号に変換する高速F/V（Frequency/Voltage）コンバータの新機種FV-1500を、3月10日より受注開始いたします。
【内容】
FV-1500は回転速度や移動速度に比例した周波数信号を電圧信号に高速変換を行う、応答性に優れた周波数／電圧変換器です。
近年、ハイブリッド車や電気自動車に使われているモータや、生産工場での製造ラインの高速化が進んでいますが、高速回転速度計測のニーズに対応するため、最大入力周波数を320kHzに拡大しました。入力信号に対して1周期＋3.5μsと高速応答で出力するため、エンジンやモータの回転立ち上がり特性や定常回転時の微小回転変動、回転速度・流速変化などの過渡現象を計測することが可能です。また従来機種では回転体が急停止したときの出力追従が原理的に困難でしたが、急減速追従機能を追加したことにより理想に近い出力応答が可能になりました。
その他にも2相信号（A/B相）入力対応により回転方向を判別する正逆出力対応や、一定の周波数以上になったときに警報を出すコンパレータ出力機能（オプション）を装備し、万能型F/Vコンバータとして使用することが可能です。
・ 初年度販売予定 ： 400台
・ 型式 ： FV-1500 高速F/Vコンバータ
・ 販売価格 ： ¥220,000 （税抜き）
【特長】
① 広帯域 0.2Hz～320kHz（1Hz～120kHz従来品）
② 高速応答 1周期 + 3.5μs（1周期 + 7.6μs従来品）
③ 周波数が瞬時に低くなった場合でも理想に近い出力をする急減速追従機能
④ 過渡的な変動成分だけを拡大する中心周波数自動追従機能（オプション）
⑤ 2相信号入力対応で回転方向判別し正逆出力
⑥ 警報制御などにコンパレータ出力（オプション）
【主なユーザー】
・ 実験用途 ： 自動車メーカー、モータメーカー、OA機器メーカー
・ 生産現場 ： 工作機械メーカー、製造ライン
【主な仕様】
＜入力部＞
入力形式 ： AC/DC/オープンコレクタ切換
入力電圧 ： AC：0.3～30Vp-p DC：Lo；＋1V以下 Hi；＋4～＋30V
入力周波数範囲 ： 0.2Hz～320 kHz
入力コネクタ ： BNC、端子台
＜出力部＞
電圧出力
フルスケール ： 0～10V
偏差 ： −5～＋5V
直線性 ： ±0.1%/℃（～180kHz）
±0.2 %/℃（～320kHz）
分解能 ： 16bit
出力更新時間 ： 1周期＋3.5μs以内
電流出力 ： 0～16mA、または4～20mAを選択
パルス出力 ： Hi：＋4.5V以上、Lo：＋0.5V以下
コンパレータ出力 ： 2CH半導体リレー（1メーク接点）
＜表示部＞
表示器 ： 蛍光表示管
表示単位 ： Hz、r/min、m/min、USERを選択
表示範囲 ： 0.2～320,000（Hz、r/min、m/min、USER）
＜設定部＞
フルスケールモード ： 最大周波数（最大回転速度）を設定
偏差モード ： 中心周波数（中心回転速度）を設定、偏差出力範囲は±1～±100 %
または1～320000（1Hz、1r/min、1 m/min、1USER単位）
＜機能＞
移動平均機能 ： 単純平均または指数化平均 ON/OFF設定
＜センサ用電源＞ ＋1 V/150mAまたは＋5V/150mA
＜一般仕様＞
使用電源 ： 専用ACアダプタ（付属）
消費電力 ： 約36VA
使用温度範囲 ： 0～＋40℃
外形寸法 ： 210（W）×44（D）×200（D）mm（突起部含まず）
質量 ： 約1kg
小野測器では、充実のサポート体制で製品のバックアップをいたします。
また、お客様のご要望に応じたシステム提案、アプリケーションの開発も行います。
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