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ジュネーブモーターショーで「コンセプト・エステート」を公開【ボルボ・カー・ジャパン】

2014年2月27日

ボルボは、第84回ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月4日、5日、一般公開日:3月6日~16日)において、新世代コンセプトカー3部作の第3弾となる「コンセプト・エステート」を公開します。コンセプト・エステートは、先に発表された2台のコンセプトカーで高い評価を得ている新世代のエクステリアデザインコンセプトを採り入れた新しい3ドアスポーツワゴンです。今回、初めて近未来のボルボ・インテリアデザインの特徴となるタッチスクリーンの動作シーンを公開します。

「コンセプト・エステート」のインテリアデザインで最も魅力的な特徴は、シンプルであることです。従来のボタンや操作機器を、センターコンソールに配置された大型のタブレット端末のようなタッチスクリーンに置き換えることで、インテリアは大幅に近代化されました。「コントロールボタンや必要な情報を、直感的に操作可能で使いやすく整理することを基本としました。全てがあるべきところに配置されることで、ドライブがより楽しく、効率的で、そして安全になっています」とボルボ・カー・グループのデザイン担当上級副社長トーマス・インゲンラートは述べています。



専用ソフトウェアを搭載したタッチスクリーンが、ボルボの新しいユーザーエクスペリエンスの舞台となります。ボリューム、再生/一時停止、ハザード、そして窓のヒーターなど一部の重要な機能を除き、ほとんどのボタンや操作機器を置き換えるものとなります。また、運転席にあるデジタルメーター類ともシームレスに連動します。

「増え続ける機能を利用する際に多くのボタンや複雑な操作をせずに済むようになることは、まるで掛けられていた手錠から解放されるかのようです。タッチスクリーンにより、画面を中心に美しい内装デザインを行うことが可能となります。今回のコンセプトカーで実現した新しいユーザーインターフェイスが、次世代のボルボに採用されるのです」とボルボ・カー・グループのインテリアデザインディレクターのロビン・ページは述べます。

ボルボは機能性、頑丈さ、そして実用性をパフォーマンスと融合させ、エステートを再定義しました。V70とXC70はエステート市場において高評価を得ており、コンセプト・エステートは、この伝統を次世代モデルへいかに取り入れていくか、その方向性を示します。

ボルボは、一連のコンセプトカーで高い評価を得ています。コンセプト・クーペはフランクフルトモーターショーで、著名なドイツの自動車誌が選出する「カー・オブ・ザ・ショー」を受賞し、またコンセプトXCクーペはデトロイトモーターショーで高名な「アイズ・オン・デザイン」において、ベスト・コンセプトカー賞を受賞しています。

全てを一新し、デビューへの期待が寄せられている新型XC90 やその後に続く新型モデルを知るヒントとなるボルボのコンセプトカーへの注目度は世界的にも高まっています。新型XC 90は今年の後半に発表される予定です。


歴史に学ぶ
コンセプト・エステートのリアデザインは、1970年初頭のボルボ1800ESを彷彿とさせます。
「1800シリーズはボルボの象徴的なモデルで、美しいフォルムとディティールをもつことで知られています。それらの外観や内装の要素を取り入れてレトロを目指すのではなく、素晴らしい過去のモデルとの繋がりを持った純粋な美しさを、これからのボルボのアイデンティティとするよう、未来を創造していきます」とトーマス・インゲンラートは語ります。

1800シリーズから得たインスピレーションは、2本スポークのステアリング、計器パネル、そして操作ダイヤルなど、コンセプト・エステートの中にもいくつも見てとることができます。

ロビン・ページは次のように説明します : 「ボルボの歴史の最初の約半世紀は、伝統的な職人技術と高品質な素材によって特徴づけられるといえるでしょう。われわれは、これらの特徴と最新技術やスマートな機能を融合させ、ブランドDNAの重要な要素としていきます。コンセプト・エステートはまた、スカンジナビアのクリエイティブな部分を取り入れています。本物の素材、美しいディティールをもったエキゾチックな内装がそれらを物語っています」


美しさと独自性
ボルボの多様な機能性のエッセンスであるエステートに、このアプローチを適用することで、美しく、独自性のある車が生みだされます。

大きくとられたバルクヘッドからフロントアクスル間の距離や、低いボンネット、流線形のシルエットにガラスルーフなど、その全てがダイナミックかつ高性能な3ドアスポーツワゴンを印象づけるのに寄与しています。落ち着きのあるダークブラウンのボディカラーと、ライトカラーの5本スポーク21インチホイールとのコントラストがモダンでクールな雰囲気を生み出しています。
先に発表されたコンセプト・クーペやコンセプトXCクーペと共通する、コンセプト・エステートの表情は、新形状のボンネットと新しいT型DRLヘッドライトの中央に位置するフローティンググリルによって特徴づけられています。また、リアライトもボルボの新たなデザインの方向性を示す特徴的な要素です。


すべてにおいてスウェーデン
現代のスウェーデンのライフスタイルとデザインにおける外交的でカラフルなトレンドは、デザインチームに強いインスピレーションを与えました。4つの座席の全てにおいて乗員はオレンジ色のシートベルトで保護されます。そして、特別仕様のスウェーデンデザイナー、カスタールによるウールのカーペットも、同色のアクセントカラーで彩られています。

オレフォス/コスタボダによるクリスタル製のシフトノブはオレンジ色の輝きを放ち、ヘッドライナーとフロントシート背面にあしらわれた白黒チェックのウールのテキスタイルが室内に遊び心を与えています。

「スウェーデンの社会は、創造性に富んでいます。ファッション、音楽、そしてアートに加え、デザインや技術も含まれています。これらのことから多くの刺激を受け、スウェーデンの心を表現する、新しくワクワクする手法をつくりあげました」とトーマス・インゲンラートは述べています。


スカンジナビアのリビングルームのように
インパネはTärnsjö(※)の自然鞣しの厚めのサドルレザーによって覆われ、自然の歳月が育んだ美しい面を持つウッド素材によるインレイや、銅素材を用いた装飾など、繊細な手仕事による室内装飾により、コンセプト・エステートは特別なスウェーデンらしい空間を生み出しています。

「インテリアはとても生き生きとした空間となっており、ガラスルーフと優しく柔らかいBridge of Weir(※)社のレザーを使用したシートによって、明るく居心地の良いスウェーデンのリビングルームの雰囲気を醸し出しています。あまりの居心地よさに、ずっとそこにいたくなってしまうでしょう」とロビン・ページは話します。


特別にデザインされたスウェーデンの「クッブ」ゲーム

あまりの居心地の良さに、乗員はピクニックとスウェーデンのゲーム「クッブ」をしたくなるかもしれません。コンセプト・エステートのために、特別にデザインされたゲームセットが、後部の荷室床下から透けて見えるようになっています。

「ルールがわからない? 問題ありません。透明な床板にルールが印字されています。また、雨も言い訳にはなりません。 特注のストゥッテルハイムのレインコートも同様に、後部に装備されているのですから」とロビン・ページは続けます。


コンセプト・クーペ、コンセプトXCクーペ、そしてコンセプト・エステートのパートナーサプライヤー :
タイヤ : ピレリ(Pirelli)
ホイール : ユニウィール(Uniwheels)
レザー : ブリッジ・オブ・ウェア(Bridge of Weir)
ボディ・ペイント : アクサルタコーティングシステムズ(Axalta Coating Systems)
カーペット : カスタール(Kasthall)
ギアシフト : コングスベルグ (Kongsberg)
シフトノブ・クリスタル : オレフォス(Orrefors)
エクステリアライト : ヴァレオ(Valeo)
シートべルト : オートリブ(Autoliv)
インテリアアンビエントライト : スリーエム(3M)


発表に先駆けて、ボルボ・カーのYoutubeチャンネルで、ショートムービーを公開中です。
http://www.youtube.com/watch?v=asEWToyN1uY&list=PL37AC7C8C4700B0FD
http://www.youtube.com/watch?v=fLkNBvzxa9E&list=PL37AC7C8C4700B0FD
http://www.youtube.com/watch?v=B1q4YjQX3iU&list=PL37AC7C8C4700B0FD





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