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新型3次元車両用推測航法測位製品を発表【ユーブロックスジャパン】
2014年2月7日
測位チップ技術により、走行上の道路を常に特定できます
スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表 仲 哲周） は本日、ダッシュボード内ナビゲーション、緊急通報システム（たとえば、eCall / ERA-GLONASS）、走行距離連動型保険、道路課金システム、盗難車両追跡システムに使用できる次世代半導体技術の生産を発表しました。この新しいチップ は、自動車向け衛星測位技術におけるユーブロックス社のリーダー的地位を確固たるものとし、世界の主要自動車メーカーに採用されることになると思われます。
UBX-M8030-Kx-DRは画期的な新技術“3D Automotive Dead Reckoning” (3D-ADR)を搭載し、衛星が見えにくいところでも、車両の位置や高度を計算することができます。これは密集度の高い都市の環境では一般的です。2分間のYoutubeデモビデオをご覧になる方は、 ここをクリックしてください。
「ドライバーは、衛星の状態に関係なく、カーナビ・システムに高速性、正確性、場所によらないことを求めています。都市が大きくなるにつれ、トンネル、立体交差道路、駐車用ガレージが増えてきます。弊社のソリューションはこの問題に真正面から取り組むもので、衛星が見える/見えないにかかわらず、3D ADRチップは3次元での動きを補足し、トンネル、複雑なインターチェンジ、多層階や地下駐車場での正確で継続的な測位を維持します」とユーブロックス社プロダクト・マーケティング副社長Thomas Niggは述べています。
この技術は、従来のGPS/GNSSナビゲーション技術に個々のホイール・スピード、ジャイロスコープおよび加速度計情報を組み合わせたもので、衛星信号がまったく得られないところでも、正確な3次元位置を計算します。
UBX-M8030-Kx-DRには、標準グレードと自動車グレードがあり、これらの製品は初めから継続的に自己補正を行うので、センサーの経年変化や温度変化にも対応しています。どのようなカー・モデルや駆動系（前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動）とも互換性がありますので、ハイエンドの3Dジャイロ/加速度計/ホイール・ティック・モニタリング（3DGAWT）から最も簡単な2D差動ホイール・ティック（2D DWT）構成まで、各種センサーの組み合わせをサポートします。またすべてのサンサー情報は、車両のCANバスから入手します。
このチップにはホストやカスタマイズが不要なので、低リスク、低コスト、Time-to-Marketも短縮されます。これはソフトウェア・キャリブレーションにより、センサー・ヘッド・ユニットのずれにも対応しますので、低コストのセンサー使用も可能です。低ホイール・ティック動作もサポートしています。
このチップは、テストが容易、モジュラー生産のセットアップが簡単（車両のパラメータだけが必要）なので、Ebom(設計部品表)が最小になります。このチップは、寸法が5 x 5 mmの40ピンQFNパッケージで提供され、I2C、SPI、UARTおよびUSBインターフェイスも備えています。
ユーブロックス社の3D ADRチップ、UBX-M8030-Kx-DRの高解像度画像は、
次のURLから入手できます（http://www.u-blox.com/images/stories/m8030-ka-dr.jpg）。
2分間のデモビデオは、こちらからご覧ください （http://www.youtube.com/watch?v=ykR0TWL-_oA&feature=youtu.be）。
また製品の詳細は、最寄りの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ユーブロックスについて
ユーブロックス（SIX:UBXN）はスイスを本拠にし、民生、産業および自動車市場向けに測位用半導体ソリューションとワイヤレス通信用半導体ソリューションを提供する世界的リーダーです。同社のソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらに音声、テキスト、ビデオでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様が革新的で、個人的、専門家的、あるいはM2Mソリューションを迅速かつ廉価に開発するお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。
詳細についてはhttp://www.u-blox.com/ja/をご覧ください。
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