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シェフラーがデトロイトにて、2020 CAFE基準に準拠した量産可能なソリューションを公開、効率向上のための技術革新に関する展望を示す【シェフラージャパン】

2014年1月17日

シェフラーの専門知識が、効率化の可能性を存分に活かしつつ、排出量規制に適合することを可能に

コンセプトカーEfficient Future Mobility North Americaにより、2020 CAFE基準の達成を実現する量産可能なソリューションを披露
シェフラーの48ボルト製品群が、2025年のCAFE規制施行を視野に入れた、より費用効果の高い形での効率性向上への道を切り拓く


ヘルツォーゲンアウラッハ発――北米国際オートショー(NAIAS:North American International Auto Show)は長年、自動車業界において新年の到来を告げる行事とされてきました。デトロイトで開催されるこの見本市は、2014年は1月13日~26日が会期となっています。米国自動車産業界の中心地である当地において、シェフラーは産業機械および自動車分野のサプライヤーとして、CAFE基準に焦点を当てました。CAFEとは「企業平均燃費(Corporate Average Fuel Economy)」を意味し、2020年および2025年に設定された目標に合わせて、「保有車両全体の燃料消費」に関する米国の法規制が段階的に引き上げられます。

東部標準時1月13日月曜午前7時から行われる記者会見では、シェフラーAGでCEO(最高経営責任者)を務めるクラウス・ローゼンフェルトと、同じくCTO(最高技術責任者)を務めるピーター・グッツマーが、会社としての展望に加え、革新的技術に関する最新情報について説明を行います。記者会見は、ドイツ自動車産業協会(VDA)による記者会見に続いて、コボ・センター3階のルーム360(Ambassador Ballroom)にて行われます。

シェフラーは見本市の展示ブースで公開されるEfficient Future Mobility North Americaを通じて、北米で一般的なSUV車でも、2020年にCAFEにより課される要求事項への完全準拠が可能であることを実証します。ミシガン州トロイ、サウスカロライナ州フォートミル、オハイオ州ウースターに設立されたシェフラーの3つの開発拠点に所属するエキスパートが、パワートレインの総合的かつ緻密な研究を行い、中型SUVをベースとしたコンセプトカーの効率性を模範的レベルに仕上げました。量産仕様に近い幅広いソリューションを使用して実際に走行した結果、市街地と高速道路の走行特性の両方で、燃費が15%超も向上することが立証されました。

パワートレインやシャーシのための多彩な革新的製品により、シェフラーは特に効率的モビリティの分野において、自動車産業にたずさわる世界中の企業にとって重要かつ頼れるパートナーとなっています。シェフラーAGのCTO、ピーター・グッツマーは次のように述べています。「内燃エンジンをベースにしたパワートレインに関するシェフラーの精緻な作業は、燃費向上と排出ガス削減に大きな可能性をもたらすものです。これに加え、パワートレインの電化が内燃エンジンの適切なレンジでの動作を後押しする形で、スタート時性能の弱点をカバーすることにより、ハイブリッドは今後もハイペースで進化を続けることでしょう。スタート・ストップシステムの普及が加速して、一般的なスターターから、従来はハイブリッド車でしか実現できなかった機能まで提供可能なシステムに至るまで、多彩な進化を遂げています。車載電子システムや機器の性能向上にともない、エネルギー回生機能は今後いっそう重要視されるでしょう。そして煎じ詰めれば、このエネルギーをクルマの動力に使うことで、自動車の燃費向上とCO2排出量削減も実現可能になります」

従って、シェフラーの製品ラインナップには、快適かつ高性能のエンジンスタート・ストップ機能、ハイブリッドクラッチ、ハイブリッドモジュールのほか、ハイブリッド車や電気自動車のための駆動部など、パワートレインの電化を可能にする革新が数多く揃っています。

シェフラーによる48Vシステムの展示では、高性能の低電圧パワーシステムを搭載したハイブリッド車に関するシェフラーの豊富なアイディアも紹介いたします。これらのアイディアは、2025年のCAFE基準に費用効果の高い形で応えるための方法を示すものでもあります。そこで中心的な役割を果たしているのが、48Vドライブモジュールです。「48Vソリューションを使用することで、優れたエネルギー回生性能により、燃費とCO2排出量をさらに最大15パーセント低減することが可能となり、初歩的レベルのハイブリッドとして理想的な形を提供しています。これにより、ハイブリッド車にとって必要不可欠である利点を備え、かつ、コスト面から見ても魅力的な選択肢となっています」と、シェフラーCTOピーター・グッツマーは説明しています。自動車メーカーが(標準的な12Vシステムに加えて)第2の低電圧オンボードエレクトリックシステムを採用した場合は、ほかにも、ロール剛性やロードクリアランスの調整を可能にして、自動車の空力特性ひいては燃費にもプラスの効果をもたらす、高性能かつ反応速度に優れたアクチュエータを始めとする革新的技術を、自動車に組み込むことが可能になります。

来場してデトロイトでシェフラーの革新的技術を間近に見れば、今日そして未来の効率的モビリティの分野において、シェフラーが世界の自動車産業で最も需要の高いサプライヤーに名を連ねている理由が、一目でお分かりいただけるでしょう。





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