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非常に小型な10A出力の車載用ゲート駆動ICをサンプル出荷開始【IRジャパン】
2013年12月9日
～ 車載用や工業用の大電流スイッチング・システムの小型化に貢献 ～
パワー・マネジメント（電源管理）技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・ジャパン（IRジャパン）㈱（本社：東京都新宿区）は9日、非常に小型で、出力電流が10A以上と大きい車載用ゲート駆動IC「AUIR08152S」のサンプル出荷を開始しました。車載用や工業用の大電力スイッチング・システムの用途で、特性を向上させ、システム・サイズの削減に貢献します。
AUIR08152Sは、バッファ・ゲート駆動ICで、任意の標準的な低電流ゲート駆動回路、フォトカプラ、または、CMOSアイソレータからスイッチング用途において大型のIGBT（絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ）やMOSFETを駆動することができます。どのような低電力または電力不足のゲート駆動回路でも、効率良く大電流駆動システムに変えることができます。高度に集積化されたこのバッファICは、小型な8ピンSOP（SO-8）パッケージに収められ、より簡単で、小さく、丈夫なシステム設計のために、最大10個のディスクリート（個別）部品を置き換えることができます。
AUIR08152Sは、広範な大電力スイッチング用途向けに、コスト効率が高く、小型で信頼性が高いソリューションを提供するために、車載システムにおいて任意の標準的なゲート駆動回路の能力を増大させることによって、設計のスケーラビリティと柔軟性を提供します。
この新しいデバイスの非常に低い出力インピーダンスと電力損失が、厳しい環境や高温の環境での動作を可能にします。AUIR08152Sは、ハイサイドのプルアップnMOSと並列接続した内蔵pMOS出力によって、負のVgs駆動や連続したオン状態が可能という特徴があります。OUTHとOUTLの分離された出力によって、大電力モーター駆動やスイッチング電源の用途で、EMI（電磁干渉）雑音やCdv/dt効果を制御するために不可欠なゲート充放電の2つの異なる外付け抵抗を選択可能です。
このデバイスは、車載部品の品質規格AEC-Q100に準拠しています。業界標準の8ピンSOP（SO-8）パッケージに封止し、部材は鉛フリーで欧州の規制RoHS（特定物質の使用規制）に準拠しています。ゼロ・ディフェクトを目標とするIR社の車載品質イニシアチブの対象製品です。データシートと品質基準は、IR社のホームページ（www.irf.com）から入手できます。
8ピンSOP（SO-8）パッケージ封止のAUIR08152S の1万個購入時の単価は0.99米ドルからの予定です（米国での参考価格）。データシートと画像データはIRジャパンのホームページ（www.irf-japan.com）から入手できます。
表 小型で10A出力の車載用ゲート駆動ICの概要
＜インターナショナル・レクティファイアー（IR®）社について＞
IR社はパワー・マネジメント（電源管理）技術のリーダーです。IR社のアナログIC、アナログ/デジタル混在IC、最先端デバイス、電源のシステムや部品は、コンピュータの性能向上や、世界で最も電力消費の大きいモーターの省エネに貢献しています。コンピュータ、省エネ家電、照明器具、自動車、衛星・航空・防衛システムなどの主な製造企業は、次期製品の性能向上のためにIR社のパワー・マネジメント・ソリューションに頼っています。本社は米国カリフォルニア州エルセグンド。ホームページはhttp://www.irf.comです。
注 ： IR®は、International Rectifier Corporationの登録商標です。当資料に記載されるその他の製品名の商標はそれぞれの所有者に帰属します。
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