ニュース

自動車内におけるあらゆるポータブル機器のUSBによる高信頼性の急速充電をワンチップで実現【マキシム・ジャパン】

2013年10月16日

ケーブル電圧降下補償を備え、スマートUSB充電エミュレータの内蔵によってポータブル機器(PD)の高速/高信頼性の充電を可能にする車載用DC-DCコンバータ
カリフォルニア州サンノゼ 2013年10月16日—Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ:MXIM、以下Maxim)は、USB経由で、あらゆるポータブル機器(PD)の認識および車載バッテリからの直接充電を1つのICで実現する、USB充電エミュレータを備えた車載用DC-DCコンバータのMAX16984を発表しました。

これまで、スマートフォンやタブレットなどのPDを、車載のOEM既製USBポートを使って確実に充電をすることはできませんでした。長いエンベデッドUSBケーブルによって電圧降下が発生し、充電電流が減少するため、PDは適切に充電されません。低コストのポータブルUSB車載チャージャでは、RF干渉が発生します。MAX16984によって、自動車内でのインテリジェントなUSB充電が可能になり、これらの問題が解決します。このシングルチップソリューションは、従来の3チップのソリューションが持つすべての機能を内蔵しています。MAX16984は、最近のPDを長い車載エンベデッドケーブルで充電するのに必要な最大2.5A駆動が可能な動的電圧調整を備えた低EMI 5V車載グレードDC-DCコンバータ、PDとアップストリームのホスト間で必要なハンドシェークを行いPDに充電電流の増大を指示するUSBバッテリチャージング仕様1.2準拠の充電エミュレータ、および堅牢な業界トップクラスの障害保護を提供する内蔵ESDダイオードとUSB過電圧保護スイッチを組み合わせています。その結果、最小のソリューションサイズで最高速かつ最も信頼性の高いPD充電が実現します。MAX16984は、車載ラジオ/ナビゲーションモジュール、エンベデッドテレマティクス/接続性モジュール、およびUSBデディケーテッドチャージングポートに最適です。

主な特長

高集積 : MAX16984は、標準的な3チップのソリューションの機能、最大2.5A駆動が可能な5V車載グレードDC-DCコンバータ、 USB BC1.2充電アダプタエミュレータ、および車載USBホストアプリケーション用のUSB保護スイッチを組み合わせています。
より高性能 : MAX16984は最大28Vの電圧で動作し、最大42Vのロードダンプ過渡から保護され、内蔵の出力調整によってケーブル電圧降下を排除します。
電力の低減 : MAX16984の車載USB機能は接続されたPDと通信し、使用時以外は低電力モードに切り替えることによって消費電力を低減します。
安全な充電 : MAX16984はESDダイオードを内蔵した唯一のUSB保護ICで、自動車のラジオや周辺部品の損傷を防ぎます。

コメント

「高集積で小型のMAX16984によって、低コストのラジオ、ハブ、または専用充電ポートから直接、業界トップクラスのUSB充電が可能になります」と、Maxim Integratedのオートモーティブ製品ビジネスマネージャであるベン・ランデン(Ben Landen)は語っています。「スペースとコストの節減によって、すべてのサイズとクラスにわたって全車両に対応するスケーラブルな設計が可能になり、民生用製品の車載環境での活用に寄与します」。
「スマートフォンとタブレットは、現代の後部座席エンタテイメントです」と、Strategy Analytics社のオートモーティブアナリシス担当ディレクターであるRichard Robinson氏は語っています。「車載インフォテイメントに対する要求の高まりによって、対応する半導体市場は2018年には70億ドル以上へと急成長するでしょう」。

供給体制および単価

5mm x 5mm、28ピンTQFNおよびQFNDパッケージで提供されます。
MAX16984はAEC-Q100認定済みで、-40℃~+125℃の自動車用温度範囲での動作が保障されています。
単価については、お問い合わせください。


詳細についてはオートモーティブのソリューションページをご覧ください。

Maxim Integratedについて

Maxim Integratedの設計は世界をよりインテグレートさせます。アナログインテグレーションによる可能性は無限です。2013会計年度の売上高は24億ドルでした。


Maxim Integratedをフォロー : TwitterFacebook


お問い合わせ先 : マーケティングコミュニケーション
PR-Japan@maximintegrated.com





マキシム・ジャパン株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#マキシム・ジャパン
#コンバータ