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「NV200」をベースとした電気自動車の実証運行をグローバルに開始【日産自動車】

2011年7月4日

NV200」をベースとした電気自動車の実証運行をグローバルに開始
―ゼロ・エミッション領域のリーダーとなることを目指し、小型商用車分野でも電気自動車を準備中―

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、2011年7月から、小型商用車「NV200」をベースとした電気自動車の実証運行をグローバルに開始します。その第一弾として、日本国内において同月より、郵便事業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鍋倉 眞一/以下「日本郵便」)にモニター車1台を貸与、日本郵便が、神奈川県横浜市内での集配業務にこのモニター車を約2ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認します。その後は、同実証運行を欧州でも展開し、現地企業とのテストを実施していく予定です。

日産自動車の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は、「物流の側面から経済成長と環境保全の両立を促進していく点において、ゼロエミッション車が果たす役割には大きいものがあります。今回の実証運行を通じて頂戴するお客様の声を今後の商品づくりに着実に反映し、この『NV200』ベースの電気自動車が、お客様のビジネス、ひいては、持続可能な社会づくりに貢献できるようになることを期待しています」と述べました。

今回の実証運行のベース車である「NV200」は、先般、次世代のニューヨークタクシーに選定されたモデルです。グローバルレベルでのお客様のニーズを視野に入れた、ビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使用できる新世代の小型商用車です。
「NV200」は、すでに世界約40カ国で販売しており、お客さまからは、広い室内空間や燃費の良さ、優れた走行性能、魅力的なデザインなどが高い評価をいただいています。2009年度には、日本および欧州で、2010年度には中国やシンガポールで販売を開始しており、今後は、米国やインドでの投入も予定しています。
2009年末には、欧州20カ国のジャーナリストによって選考される、「インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2010」を受賞しました。さらに、2011年3月には、日本で発売中のタクシー専用車「NV200バネットタクシー」が、ユニバーサルデザインにおける最も権威ある賞の一つとされる、「ユニバーサルデザイン賞」と「ユニバーサルデザイン コンシュマー・フェイバリット賞」の2つの賞を、自動車業界において初めて受賞しています。

日産はゼロ・エミッションの領域でリーダーとなることを目指しており、電気自動車の開発を行うだけではなく、電気自動車を普及させ、持続可能なモビリティを推進するための包括的な取り組みを行っています。ルノー・日産アライアンスは、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて既に90件を超えるゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結しています(2011年6月現在)。また、リチウムイオンバッテリーの生産、充電インフラの整備、内製急速充電器の開発、リサイクル、バッテリーの2次利用への取り組みなども行っています。

※日本名はNV200バネット

<関連URL>
「NV200バネット」WEBカタログ
http://www.nissan.co.jp/NV200VANETTE/

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