ニュース
業界初!タクシー会社がドライブレコーダーを自作、販売開始!【日本交通/Cerevo】
2013年9月17日
~老舗タクシー会社(日本交通) x 家電ベンチャー(Cerevo)のコラボ~
業界初!タクシー会社がドライブレコーダーを自作、販売開始!
試作に3Dプリンターを活用、小ロットでも委託生産によって
誰でも電子機器がつくれる「Makers」時代の幕開け!
タクシー都内最大手の日本交通㈱(本社:東京都北区、代表取締役社長:川鍋一朗)と、その関係会社である㈱日交データサービス(本社:東京都北区、代表取締役社長:川鍋一朗)は、㈱Cerevo(本社:東京都千代田区、代表取締役:岩佐琢磨)とのコラボレーションにより、タクシー向けに特化したドライブレコーダーを開発し、2013年10月より予約販売を開始します。
当製品は、タクシーの運行管理に必要な機能に特化した製品を、タクシー事業者自らが開発したのが大きな特徴となっています。そして、3Dプリンターの活用や小ロット委託生産を通じて、ユーザー自らがハードを作ることができる「メイカーズ」時代の幕開けでもあります
今回の販売は「タクシー会社の、タクシー会社による、タクシー会社のための」プロジェクト第1弾と位置付けており、2014年4月には第2弾としてIPを利用した無線タクシー配車システムを発売開始する予定です。2012年に誕生100周年を迎えた日本のタクシーにおいて、タクシーサービスとIT技術とを融合させることで“次の100年”に向けた取り組みを積極的に展開していきます。
1. ドライブレコーダー開発の目的 ――タクシー会社自らが必要とするものを作る
日本交通においては2004年よりドライブレコーダーを導入しておりましたが、代替時期が近づき次期機種の選定に入ったところ、現在販売される機種には必要のない機能も多く、最適なコストパフォーマンスが得られる機種を選定することが出来ませんでした。近年は安全意識の高まりと防犯対策の観点から、タクシーにドライブレコーダーを取り付ける会社も多くなり、販売される機種も多くなってまいりましたが、同様に選定が難しく、導入や代替の障壁となるという声が多く聞かれるようになりました。
そこで日本交通が黒タクなどで培ったサービス品質管理のノウハウと、日交データサービスが日本初のスマートフォン向けタクシー配車アプリ「日本交通タクシー配車」「全国タクシー配車」で培ったIT技術により、無駄なコストを転嫁することなく、タクシー会社が納得する機能に絞り込んだ「タクシー会社が作ったタクシー専用ドライブレコーダー」を開発することとなりました。
2. 日本交通とCerevoの共同開発について ――メイカーズ時代の幕開け
実際の製作にあたっては、デジタル家電ベンチャーである株式会社Cerevoと共同で設計しました。パソコン不要でHD映像を簡単にインターネットへライブ配信できる小型映像配信機器を発売するなど高画質な映像機器の製作に対して各方面から高い信頼と評価を得ているCerevoがコラボレーションすることで、スマートでハイクオリティな製品が実現できました。
製品の試作に3Dプリンターを活用し、また小ロットでも委託生産を行えるようになったことによって、ユーザーである日本交通の求める製品をユーザー自ら製作・販売することが実現できました。誰でもメイカーになれる時代の到来です。
3. ドライブレコーダーの特徴
■(1)自社開発
開発・営業を自社で行っているため最小限にまでコストを切り詰めています。
■(2)実用的な機能に特化
タクシー会社の視点から機能を見直し、業務における実用面に性能を特化しました。
■(3)シンプルな構造
構造を簡素にすることで製造にかかるコストを軽減。故障のリスク軽減にも繋がります。
4. 解析ソフトの特徴
■(1)直感的に使える操作ツールを用い、シンプルで使いやすい画面設計
累計90万ダウンロードを越えた日本で初めてのスマートフォン向けタクシー配車アプリ「日本交通タクシー配車」「全国タクシー配車」で培ったインターフェイス技術を活かし、誰にでもわかりやすく使いやすい画面設計を行いました。
■(2)ナンバーまで見える鮮明な映像
日本交通のサービス品質管理ノウハウから、最も重要なポイントである画質にこだわりました。
■(3)無償で利用可能
タクシー会社向けである以上、運行管理を高度化し車内安全教育を充実するためのデータが活用は必須であることから、連携に最適な解析ソフトを無料で付属しました。
5. 販売価格
1台当たり29,800円(消費税込み)
※2013年10月15日までに予約申し込みをされた方には、1台につきSDカード(32G)1枚を無料進呈します。
6. 販売数および販売開始日
第1次開発ロットとして1,300台を2013年9月より予約申込みを開始し、10月より予約販売を開始いたします。納品は2014年2月上旬を予定しています。」
製品概要
○運行管理の高度化に対する国土交通省補助金対象機種に認定
○上記仕様は予告なく変更となる場合がありますがご了承ください
他社製品との比較
日本交通について
1928年に1台のハイヤーから創業した、都内最大手のハイヤー・タクシー会社。日本交通グループは現在19社、タクシー車両約3,300台、乗務員約7,000名で都内の公共交通を支えている。2001年よりビジネスクラス・タクシー“黒タク”を導入、都内各所に専用乗り場を開設し「拾うではなく、選ばれるタクシー」として、顧客満足を追求している。さらに日本初となるスマートフォン配車アプリや、都内初となる妊婦送迎の陣痛タクシー、子ども一人でも安心して乗れるキッズタクシー、東京の魅力を伝える観光タクシー、お年寄りのお出かけをサポートするケアタクシーなど新しいサービスを創造し業界にイノベーションを起こしている。
日本交通ウェブサイト http://www.nihon-kotsu.co.jp
日交データサービス ウェブサイト http://www.nikko-data.co.jp/
製品ウェブサイト http://www.nikko-data.co.jp/product/driverecorder/
Cerevoについて
“ネット×家電で生活をもっと便利に・豊かにする”をコーポレートスローガンに掲げ、 ネット接続型家電の企画・開発を手掛けるベンチャー企業。日本では事例の少ないハードウェアのベンチャーとして革新的な商品を提供。グローバル・ニッチ分野を得意としており、自社ブランド製品を20ヶ国以上で販売している。Cerevo(セレボ)とは、Consumer Electronics(家電)をRevolution(革新)するという思いを込めた造語である。
Cerevoウェブサイト http://www.cerevo.com/p
ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
日本交通株式会社ホームページはこちら
株式会社Cerevoホームページはこちら