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グループ本社をケルンに移転【ランクセス】

2013年9月10日

・ ランクセスグループの本社建設を完了し、レバクーゼンからケルンの「ランクセスタワー」に移転
・ ノルトライン・ヴェストファーレン州のガレルト・ドゥイン経済・エネルギー・産業大臣、ノルベルト・ヴァルター ・ボルヤンス財務大臣、ケルン市のユルゲン・ロータース市長が落成式に参列


ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、グループ本社のレバクーゼンからケルンへの移転が完了したことを発表しました。ランクセスは今後、ケルン・ドイツ地区のケネディプラッツ1の「ランクセスタワー」で従業員約1,000人を擁し、グローバルの事業活動を統括します。この新しい本社社屋の完成により、重要なすべての経営機能が初めて1つの屋根の下に集中することになります。

ランクセスのCEOであるアクセル・C・ハイトマンは、9月3日(火)に開催された落成式で次のように述べています。「グループ本社の移転により、ランクセスは経営の効率化を一層推進することができます。特に、現状を踏まえて、『ランクセスタワー』を中心に従業員一丸となることが非常に重要です。ランクセスの成長軌道を持続する上で、新本社がその一端を担うことになります」

「経済が繁栄し、メディア機関が集まるケルンに位置する『ランクセスタワー』は、グローバル事業の経営においてランクセスが必要とする全てを備えています。建物には最新の技術を導入しているだけでなく、持続可能な社会的責任を担う建築の代表例でもあります。ケルンはノルトライン・ヴェストファーレン州独自のインフラを備え、卓越した交通ハブとしても機能しています。さらに、世界的に名高い学術と研究の中心地でもあり、最高水準の人材が集積する都市です。私たちは、この都市に大変満足しています。
新拠点と『ランクセスタワー』はランクセスの企業文化にプラスの効果を与えるでしょう」と、ハイトマンは述べています。

ノルトライン・ヴェストファーレン州のガレルト・ドゥイン経済・エネルギー・産業大臣は、ランクセスグループの本社移転に積極的な見解を示しています。「経済担当相として、そして化学に特に興味を持つ者として、私はランクセス社がケルン市を選択したことを大変嬉しく思っています。この選択は、ノルトライン・ヴェストファーレン州がいかに工業立地として優れているか、そして、設立後10年も経たないランクセス社がいかに成功を収めているかを裏付けています。ランクセスは、今や欧州の化学産業におけるリーディングプレーヤーです」
ケルンのユルゲン・ロータース市長もまた、ランクセスの本社移転はケルン市に大きな進展を与えるものであると確信しています。「私はランクセス本社および約1,000名の従業員の皆様をケルン市にお迎えできることを大変嬉しく思います。この移転は、ランクセス社によってケルン市が工業立地として認められたことを示しています。この街がグローバルプレーヤーを誘致できる力を備えている証であり、大変誇りに感じています。『ランクセスタワー』は、市の景観を高める重要なランドマークとなります。私は、従業員の皆様に、ケルン市が生活と仕事に適した素晴らしい都市であると感じて頂けると確信しております。ランクセス社の皆様、ケルン市へようこそ!」

「ランクセスタワー」で最先端の就労環境

22階建ての「ランクセスタワー」には、近代的なデザインの事務フロアだけでなく、ミーティングルーム13室が設けられた会議専用フロアと約400名が収容できるコミュニケーションセンターも設置されています。このビルには社員食堂とカフェテリアもあり、従業員は幅広いメニューから選択することができます。ランクセスは、通勤に関してもさまざまな選択肢を提供しています。「ランクセスタワー」には、地下に駐車場があり、さらに近接したランクセスアリーナにも追加のスペースが設けられています。また従業員は、多くの自転車が収納できる駐輪場スタンドも利用することができます。レバクーゼンとケルン間はシャトルバスが運行しています。ランクセスは、公共の交通機関の定期券も提供しており、「ランクセスタワー」で働く従業員の70%がすでに利用しています。

内装工事と移転が予定通り完了

ランクセスのプロジェクトマネジャーであるノルベルト・ミンベルトは次のように述べています。「いくつかの最終仕上げを除いて、『ランクセスタワー』の内装工事は完了しました。このビルは、高さ約100メートル、総床面積約38,500平方メートルを有しています。7月と8月に約6,000のロールコンテナおよび梱包箱が3段階にわたってレバクーゼンとドルマーゲンからケルンに運ばれました」

3年間にわたる工事期間

「ランクセスタワー」とライネターゲン複合施設の工事は、2010年3月1日から始まりました。それまでに、現場から50,000トンのコンクリートや解体廃棄物が取り除かれました。建設ピーク時には、400人以上もの建設作業員が工事現場で従事していました。工事の第一段階では、車庫やアクセス道として使用されていた2つのオフィスビルを繋ぐ地下部分が取り除かれました。この解体工事によって、分離された2つのビルの間に公共広場ケネディプラッツが設置され、そこから隣接する修道院とライン川の反対側にあるケルン大聖堂を眺めることができます。両方の建物は、内部を完全に取壊し、一から再設計されました。「ランクセスタワー」の継ぎ目のない、透過性のあるファサード(正面の外観)には、2,500の複層ガラス窓が使用され、360度の景色が望めます。

続いて、レバクーゼンとランゲンフェルドに移転

一方で、ランクセスの完全出資子会社であるサルティゴは、ランゲンフェルドからレバクーゼンに本社を移転します。9月9日、サルティゴの従業員100名以上が、ランクセスが本館(K10)(レバクーゼン拠点にあるケムパーク)として使用していた建物に移転します。ランクセスの経営委員会メンバーであるヴェルナ・ブロイヤスは次のように述べています。「精密化学のスペシャリストであるサルティゴの移転によって、レバクーゼン拠点をメガトレンドの農業に注力したランクセスの最重要拠点として強化および拡張を図ります」 今後は、総計550名の従業員がK10ビルに勤務します。主要拠点の1つであるランゲンフェルドも、この移転によって影響を受けます。グローバルの調達およびロジスティック部門がランゲンフェルドにあるサルティゴのKatzbergビルに移転します。



これは、ドイツ・ケルンで9月3日に発表されたリリースをもとに、ランクセス㈱が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。
http://www.press.lanxess.com

ランクセスについて

ランクセスは、世界31カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2012年の総売上は91億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 17,500人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)」および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
また、気候変動に関して優れた取組みおよび情報開示を行っている企業で構成されるCDLI(Carbon Disclosure Leadership Index:情報開示先進企業リスト)に選定されています。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp

免責について (Forward-Looking Statements)

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ランクセスのニュースリリースは www.lanxess.co.jp の”プレスリリース”項目よりご覧ください。
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