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2014年モデルに最新安全技術「サイクリスト検知機能」を導入【ボルボ・カー・ジャパン】

2013年8月27日

ボルボ・カー・ジャパン㈱(本社:東京都港区、代表取締役社長:アラン・デッセルス)は、2014年モデル(XC90を除く)に最新の先進安全機能「歩行者及びサイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム(以下『サイクリスト検知機能』)を導入し、販売を開始いたします。

近年スポーツやレジャー、通勤などで、自転車を愛好するサイクリストが増えています。その一方で、マナー違反が原因の事故や、同じ車道を走る自動車との接触/衝突事故の危険性が高まっています。自動車と自転車との事故についての調査では、「追突事故」の致死率が出合い頭の事故と比較し約10倍と圧倒的に高くなっています。また、四輪運転者の事故の要因のうち、「ドライバーの不注意」が約80%と、その要因のほとんどを占めています。(参考:公益財団法人交通事故総合分析センター発行、イタルダ・インフォメーション2011年4月)

こうした対自転車事故に対応するボルボの新安全技術が、『サイクリスト検知機能』です。欧州の事故データによると、交通事故で亡くなったサイクリストの約半数は、自動車との衝突によるものです。日本においては、交通事故全体における自転車事故の比率は2割以上を占めており、そのうちの約8割が対自動車によるもの(警察庁 平成24年度統計)です。 新たにボルボに搭載されるサイクリスト検知機能は、こうした対自転車事故の減少に寄与することが期待されています。

「歩行者及びサイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」とは

このシステムは、フロントグリル内に組み込まれたミリ波レーダーやフロントガラスに装着されたデジタルカメラと赤外線レーザー、コントロールユニットによって構成されています。ミリ波レーダーは、前方の障害物を検知して、その位置と物体までの距離を常に測定し、カメラは物体の種類を識別します。デュアルモード・レーダー(ロングレンジ、ワイドレンジ)の広いスキャンエリアにより、歩行者とサイクリストの検知を容易にしています。高解像度カメラが緊急時に止まるべき車両、歩行者そしてサイクリストを識別します。コントロールユニットは、交通の状況を常に監視・判断しています。

サイクリスト検知機能は、車両と同じ方向に走っている自転車が突然自車の進路内に入り、自転車との衝突が避けられないと判断した場合に、光と音による警告と同時に自動でフルブレーキを作動させ、追突を回避または軽減するものです。

「サイクリスト検知機能」作動要件

■検知できる自転車は大人用の自転車で、地上70cm以上の高さにリア・リフレクターが装備されていることが必要です。
■同じ方向に進む自転車を真後ろからのみ検知します。
■サイクリスト検知機能は、時速4kmから80km/hの間で作動します。
■車両速度50km/h以下で、自転車との相対速度15km/h未満の場合に追突を回避し、速度差が15km/h以上の場合は追突被害を軽減します。




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