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世界ラリー選手権(WRC)ラリードイチェランド ~ダニ・ソルド、シトロエンでWRC初優勝~【プジョー・シトロエン・ジャポン】

2013年8月25日

ラリードイチェランド最終日の朝、ラリーリーダーとしてスタートしたダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ組はデイ 4 を全開で走りきり、自身の WRC 初優勝を果たしました。それはシトロエンレーシングにとってもドイチェランド 13 連勝、ドイチェランドが WRC に昇格して以来 12 年連続優勝となりました。ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レイティネン組も 3 位に入り、シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチームはマニュファクチャーラーズポイントにおいてトップに大きく近づきました。

※結果はFIAの最終確認を条件とする。

デイ4に向けての作戦は明確でした。2位のライバルティエリー・ヌービルとの差は0.8 秒でしたので、ダニ・ソルドは24.58Kmのドロンタルステージ2回を全開で攻めることだけでした。ドライバー達がタイヤ選択を始めた頃にはステージコンディションはドライとなって選手たちは皆、ミシュランのソフトコンパウンドタイヤを選択しました。

サービスパークでは緑色と赤色でスプリットタイムの状況を表示するスクリーンに一同が釘付けでした。SS15のスタートではヌービルが良いスタート決めましたが、ソルドの方が2.2秒ヌービルより速くステージトップタイムを記録。「スタートしてから数キロ地点でちょっとミスが出た。フィニッシュに向かうにつれて路面に泥が出てきていて、もの凄く滑りやすかった。集中して少しでも速く走るよう頑張ったよ。でも、それはラリー最後まで続くんだ」と、ソルドはフィニッシュ・コントロールで息を切らしながら答えてくれました。

ボーナスポイントが加算されるパワーステージとなっているSS16のスタートで、ダニ・ソルドはティエリー・ヌービルに3秒差をつけました。しかし、十分なリードではありません。初めの2カ所のスプリットタイムでは、ソルドはニュービルより速く、ステージ中間地点ではニュービルの方が遙かに速かったのです。残り4kmになったところでは2人ともフィニッシュを目指し接戦となりました。ラストでヌービルはミスからコースアウトを喫し、ソルドに53秒差で優勝を譲りました。

「激戦を制してWRC初優勝は本当に素晴らしい。僕達には最後までヌービルへプレッシャーをかけ続けることしか選択肢はなかった。結果、ヌービルはミスを犯した。ラリーのスタートは良くなかったけど、頑張って優勝できた。昨日が一番辛かったけど今日も頑張ったと思う。その結果が僕たちの初優勝につながったんだ。もっと優勝したいね」と、ソルドは初優勝の喜びを語ります。

しばらく4位に甘んじていたミッコ・ヒルボネンは、上位2選手とは別な戦いをしていました。マイペースでスプリットタイムを見ながら賢明に戦い3位のポジションを勝ち取り、ポルトガルラリー以来の表彰台となりました。「ソルドがついに優勝してくれたことがとても嬉しいよ。全ドライバーの中で、彼が最もふさわしい奴だね。僕らの結果がマニュファクチャーラーズポイントに大きく貢献しているから、シーズン終わりが楽しみだ。僕はオーストラリアで優勝したいと思ってる」と語りました。

「チーム全体にとってすばらしい一日だった。ソルドは私たちと長い間戦ってきてくれたし、シトロエンが彼のWRC初優勝のサポートができて嬉しいです。この優勝がドイチェランドラリーの不敗記録を更新しましたし、セバスチャン・ロ-ブ不在でもDS3 WRCが優勝できるマシンだと証明してくれました。我々が諦めなかったことは正しい選択でした。シーズン終了までプッシュし続け、諦めないで戦い続けることを固く決意しています」とシトロエンレーシング監督のイブ・マットンは結びました。

次回のWRCは、9月13日~9月15日にオーストラリアで開催されます。

2013年もプジョー・シトロエン・ジャポンでは、圧倒的な強さを誇るシトロエン・レーシングとDS3 WRCの世界ラリー選手権での活躍をタイムリーに配信して参ります。今シーズンも応援をどうぞよろしくお願いいたします。

総合成績

ドライバーズ ポイント

マニュファクチャラーズ ポイント




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