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RoboCar® 1/10のMATLAB®/Simulink®アプリケーションを発売【ゼットエムピー】

2011年6月21日

RoboCar® 1/10のMATLAB®/Simulink®アプリケーションを発売
~EV・次世代モビリティの研究開発 リアルタイム制御・シミュレーションに~

株式会社ゼットエムピー(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)は、カーロボティクス・プラットフォームRoboCar 1/10のMATLAB/Simulink用アプリケーション「RoboCar 1/10 MATLABコネクション」を発売いたします。車両モデルに基づく「軌跡追従シミュレーション」や、ロボットカーの挙動をリアルタイムに計測・制御可能な「RoboCarコントローラ」など5種のアプリケーションが含まれ、自動運転や障害物回避といった自動車制御分野のアプリケーションを、MATLAB/Simulinkを用いることによりC言語プログラミングなしで構築・実験することが可能となります。「RoboCar 1/10 MATLABコネクション」は、一般20,000円(税別)、アカデミック10,000円(税別)で本日より販売を開始します。

カーロボティクス・プラットフォーム RoboCar 1/10 MATLABコネクション
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/robocar_matlab.html

アプリケーション①:RoboCarシミュレーション

操舵角、速度の入力値により得られるシミュレーション結果の軌跡と RoboCar 1/10の実際の操舵角、速度による走行の軌跡をグラフ上に重ね合わせて表示します。

アプリケーション②:RoboCarコントローラ(1)

RoboCar 1/10をMATLABにてリアルタイム操作可能なアプリケーションです。操舵角と速度の制御および赤外線測距センサによる障害物回避動作が可能です。


(左図:RoboCarコントローラ画面/右図:走行結果と入力値の比較)

アプリケーション③:RoboCarコントローラ(2)

「RoboCarコントローラ(1)」の機能に加え、赤外線測距センサ、ジャイロセンサ、加速度センサの計測値をリアルタイムに表示することが可能です。

アプリケーション④:レーザレンジセンサ

RoboCarに搭載されたレーザレンジセンサ(オプション)の値を100msで更新・表示します。水平面上での表示に加え、障害物までの距離をグラフ化して表示します。

アプリケーション⑤:軌跡追従デモ

RoboCar1/10を遠隔操作した際の軌跡を記録し、自動走行を行うことができます。
(左図:レーザレンジセンサ表示/中図:ジャイロ・加速度センサ表示/右図:赤外線測距センサ表示)

動作環境


PC:

OS/Windows XP/7(32bit)

ソフトウェア:
MATLAB/Simulink

価格

RoboCar 1/10 MATLABコネクション:
一般 20,000円(税別)/アカデミック 10,000円(税別)

RoboCar 1/10 & RoboCar 1/10 SDK 2011:
一般 800,000(税別)/アカデミック 638,000円(税別)

カーロボティクス・プラットフォーム RoboCar 1/10とは

RoboCar 1/10は、ステレオカメラによるリアルタイム画像処理(ルネサスエレクトロニクス製高速並列画像処理チップIMAPCAR搭載)を始めとする充実した環境認識機能を高精度・高剛性の4輪台車に搭載した、1/10サイズの電気自動車プラットフォームです。ロボットにはLinuxの開発環境が搭載されておりアプリケーション開発が可能です。RoboCar 1/10により、自動運転、行動計画、衝突(障害物)回避、協調(交通)制御、といった分野で構築したアルゴリズムを、1/10サイズのロボットカーで検証することができます。
http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/robocar-110.html

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