ニュース
ベンチャー/中小企業を対象にイノベーションの創出を支援する特別キャンペーンを実施【日本ナショナルインスツルメンツ】
2013年8月22日
ハードウェア製品の購入でプログラミングソフトウェアとトレーニングを提供
日本ナショナルインスツルメンツ㈱(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は、8月22 日、ベンチャーおよび中小企業による革新的な製品や技術の開発を支援することを目的として、期間限定で実施する「ベンチャー/中小企業応援キャンペーン」について発表いたします。
安倍政権が掲げる経済政策「アベノミクス」の成長戦略において、新たなイノベーションの担い手としてベンチャー企業の支援・育成が打ち出されているように、日本のものづくりの復活や新産業の創出において、中小企業やベンチャー企業に大きな期待が寄せられています。日本NIでは、新たなイノベーションを後押しすべく、新しい事業やプロジェクトを立ち上げようとするベンチャー/中小企業への支援策して、本キャンペーンを実施するに至りました。すでに医療機器、メカトロニクス、IT等の多くの業界で、本キャンペーンの採用が決まっています。
「ベンチャー/中小企業応援キャンペーン」では、対象となる方がNIハードウェア製品を購入する際、システム開発ソフトウェア「NI LabVIEW」(注1)と、それらのツールを活用してアプリケーションを効率的に開発するためのトレーニングを提供します(総額60万円相当)。
NIは、30年以上の長きにわたり、コンピュータベースの計測・制御、組込・設計アプリケーションを構築するためのソフトウェアとハードウェアを提供しています。NIが提供する LabVIEWと、柔軟性と拡張性に優れたNIのハードウェアを組み合わせて使用することで、製品の開発に要する時間とコストを削減できると同時に、品質を高めることが可能です。このため、少人数の開発チームであっても、革新的な製品や技術の開発の実現を後押しすることができます。
日本ナショナルインスツルメンツ 代表取締役 池田亮太のコメント
昨年、米国NI主催の「Graphical System Design Achievement Awards」(注2)で、世界中の優れたアプリケーションが集まる中、日本の中小企業である㈱ペリテックが、デスクトップ型のEMI評価装置でAdvanced Research部門の最優秀賞を受賞し、海外のメディアからも注目を集めました。また、東日本大震災を受けて日本NIが公募した「ものづくり復興支援助成プログラム」を通じては、京都大学に技術・機材を提供し、放射能汚染地域の量監視システム「KURAMA- II」のシステム化を支援することができました。このように、少人数でありながらも専門知識を集結させ、NIが提供する開発プラットフォームを駆使することで、革新的なシステムを短時間で実現されています。今後も、本キャンペーンのような活動を通じて、新たなイノベーションに挑戦する中小企業やベンチャー企業を支援していきたいと思います。
ベンチャー/中小企業応援キャンペーンの詳細とお申込みについては、次のURLをご覧ください。
http://japan.ni.com/venture
(注1)NI LabVIEW
計測/テスト/制御システムの開発に使用されているシステム開発ソフトウェア。テキスト行ではなくドラッグアンドドロップ式の関数ブロックでプログラミングでき、直感的なフローチャート表現によりコードの開発や管理、解釈が簡単に行える。
(注2)Graphical System Design Achievement Award
世界25カ国の企業 /教育・研究機関から集められた応募作品の中から、技術誌の編集者やNIのエキスパートによって分野(環境/人道/教育/自動車/バイオ技術・生命科学など)ごとに目立った成果を挙げているアプリケーションが選出された後、全応募作品の中から、NI製品の活用性、技術の革新性、世の中への貢献度合いなどを基準に選ばれる最優秀賞のこと。
日本ナショナルインスツルメンツについて
日本ナショナルインスツルメンツ㈱(www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社ホームページはこちら