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アジア太平洋地域におけるカラートレンド予測を発表【BASF】

2013年7月3日

■最新のカラートレンドのテーマは「Making Headway」(前進)
■アジア太平洋地域は、ライフスタイルや車種の多様化により、洗練された中間色が豊富に
■2トーンや3トーンなど、好みに合わせてカラーを選べる自動車のトレンドを反映し、遊び心あるカラーバリエーションが増加



BASFジャパン㈱(本社:東京都港区、代表:ヨルグ‐クリスチャン シュテック)のコーティングス事業部は本日、 2~ 3年先のアジア太平洋地域を含む世界のカラートレンド予測を発表しました。 BASFでは、グローバルデザインチームがグローバルと各地域(アジア太平洋 / 北米 / 欧州)の 2つの視点から時代の流れ(時流)を読み解き、自動車のカラートレンドを予測しています。最新のカラートレンドのテーマは、新たな価値観をもって現状を打破し、未来に向けたビジョンの実現へ突き進む『Making Headway』(前進)です。

アジア太平洋地域におけるカラートレンド

アジア太平洋地域は転換期を迎えています。世界の中でもアジアの存在感は大きくなり、新しいアジアの独自性を示しています。ただ単に先進国のトレンドに追従するのではなく、自国の文化と生活様式に価値を見出し、独自性にプライドを持つようになりました。現実を見据えて、身の丈に合った商品を選び、生活の質を豊かにすることを好む若者もみられ、オリジナリティーあふれるデザインや自分らしいスタイルを好みます。それに伴い、自動車産業においても中間色が豊富になり、ファッション性のある有彩色も新興国で少しずつ求められるようになるでしょう。現状の青や赤も定番色ではありますが、今後もホワイト、ブラックやグレーが重要な定番として大きな割合を占めます。また、デザインの多様化に伴いオリーブグリーン、青味のあるグレー、白っぽいシルバーなど洗練された中間色が徐々に登場し、色の多様化も進みます。

日本では、小型や軽自動車に対し、生活に欠かせない乗り物としての経済性や機能性のみならず、こだわりをもって購入するユーザーが増加しています。機能性とデザイン性のバランスがよく、特徴のあるモデルが出現し、若者にも人気です。小型でも洗練されたブランド性やスタイリッシュで魅力のある自動車が増加していくでしょう。このようなモデルには中間色や、2トーンや3トーンなどの多色配色しやすいカラーも求められます。

アジア太平洋地域では、主要な移動手段としての二輪車は、スタイルや車格が拡大し、若者や女性ユーザーが増加するでしょう。色彩と意匠は豊かになり、小型バイクやスクーターでは、アジアらしいオリジナリティーあふれる配色とグラフィックの人気が高まるでしょう。

世界のカラートレンド

世界的に人々は、目に見える具体的な前進を求めています。今回のテーマの『Making Headway』(前進)は、前向きな感覚と活力を表現し、次の3つの世界共通のトレンドを掲げています。エネルギーシステムの見直しによる生活空間の変化がもたらす、ライフスタイルに合わせた多種多様な空間が新たな基準で創造される『多元空間』。社会と協調しつつ、自らの意思に忠実に歩む『個々のスタイル』。デジタル社会から抜け出し、ひと時の休息をとりながら、人間らしい生活を取り戻す『バランス』。

未来へ前進していくには、エネルギーと都市空間、社会と個人、デジタル化した日常と休息など、あらゆる観点で良いバランスをとることが重要です。自動車におけるカラーも色と素材のハーモニーや遊び心ある組み合せを大切にし、質の高い時間をゆったりと楽しめるような明るい色彩が求められます。


<地域別カラートレンド>

*地域別のカラートレンドの特色は 別紙 をご覧ください。

日本のBASFについて

BASFは日本では1888年に事業を開始いたしました。事業活動は、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品の4分野です。主要生産拠点は神奈川県茅ヶ崎市(コンクリート混和剤、建設資材)、茨城県古河市(パーソナルケア製品原料)、茨城県北茨城市(プラスチック添加剤)、横浜市戸塚区(コーティングス)、三重県四日市市(熱可塑性ポリウレタン、ポリマーディスパージョン)です。 尼崎研究開発センターでは、エレクトロ二クスおよびエネルギー分野をはじめ、塗料、インク、接着剤、包装材向け原料の研究開発およびテクニカルサービスを行っています。また 2012 年 1 月には「横浜イノベーションセンター」 ( エンジニアリングプラスチック )を新設し、日本発のイノベーティブで、グローバルな製品の開発を目指しています。2012年のBASFの日本での売上は1,716億円(16.66億ユーロ)、従業員数は1,309人です。( 数字はいずれも国際財務報告基準(IFRS)第10号、同第11号による変更を遡及適用しています。)

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社「The Chemical Company」です。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。BASFは、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、BASFは科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。BASFの製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。BASFはこれらの活動を企業目標として「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を掲げています。2012年の売上は約721億ユーロで、従業員数は約11万人です。BASFの詳しい情報は、 www.basf.com (英語)、 newsroom.basf.com (英語)、 www.japan.basf.com (日本語)をご覧ください。




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