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軽量・高強度・高柔軟性電線 カンザック~COFT(コフト)を開発【協和電線】
古河電工グループの協和電線株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:石橋久和、以下当社)は、軽量で、高強度、高柔軟性を持つアラミド電線 カンザック~COFT(コフト) を開発しました。
カンザック~COFT(コフト)は、アラミド繊維にメタルコーティングし導体とした電線です。アラミド繊維は、耐熱性に優れ、軽くて柔軟性があり、伸び・縮みが非常に少なく高強度という性質を持っています。このアラミド繊維に密着性の高いメタルコーティングすることで通電性を確保し、このアラミド繊維の特長を生かしたアラミド電線に仕上げました。また、同様にカーボンファイバのメタルコートも可能です。
カンザック~COFT(コフト)の導体抵抗は銅線に比べると高く、大電流には不向きですが、小電流の信号系電線には適用できると考えております。今後、軽量・高強度・高柔軟性を生かし、ロボットケーブルや制御ケーブルなどの用途向けに、信号系アラミド電線・カーボンファイバ電線の販売を目指します。
当社はメタルコーティングとケーブル製造の一貫工場をもち、それぞれの独自技術を生かして、品質とコストの両面に優れた融合製品の開発をすすめております。カンザック~COFT(コフト)は、カンザック~anga(アンガ)、カンザック~ALC(アルク)に続く第三弾となります。
構造
アラミド線にメタルコーティングを行ない、それを導体とした電線
特性
特長
1. 伸び・縮みが少ない高強度導体です。
2. 銅線を使用した電線に比べ、軽量化が図れます。
3. 柔軟性に優れています。
4. メタルコーティングは、銀、すず、銅等が可能で、用途に応じたコーティングが選択できます。
用途
ロボットケーブル、制御ケーブルなど
協和電線株式会社 概要
創業: 1920年1月(大正9年1月)
資本金: 7億2075万5千円
代表者: 代表取締役社長 石橋 久和
従業員: 100名
本社所在地: 大阪市北区堂島浜2-1-9
主要製品: 電線・ケーブル、めっき加工品、金属管・コルゲート
古河電工持株率: 99.9%(平成23年3月現在)
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