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NTTドコモ向け「車載型パケット対応トランシーバ(仮称)」を開発【富士通テン】
2013年5月7日
~振動・熱・埃など、車載の過酷な環境に対応した専用設計~
富士通テン㈱(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長: 重松 崇 資本金:53億円)は、㈱NTTドコモ向けに、「車載型パケット対応トランシーバ(仮称)」を開発し、納入を開始する予定です。
NTTドコモが全国の法人向けに9月より開始予定の「FOMA®エリアで利用可能な車載型パケット対応トランシーバサービス」対応機として、同社より販売される予定です。
「車載型パケット対応トランシーバサービス(仮称)」は、携帯電話FOMAエリアを使用して通信する無線で、業務用無線と比べ広範囲での運用が可能です。基地局も不要なことから導入費用が抑えられる他、無線免許も必要がなく、手軽に導入できることがメリットです。
当社は、50年以上にわたりタクシーをはじめ車載用無線機の開発に携わってきました。今回開発した「車載型パケット対応トランシーバ(仮称)」は、これまで培ってきた車載用無線機開発のノウハウを投入し、振動・熱・埃などの、過酷な車載使用を想定した試験を行い高い信頼性を確保しています。また、M2M(*1)モジュールを無線機本体に内蔵して取付スペースに制約がある車内環境に対応した他、耐熱性に優れたチップUIM(*2)を採用するなど、車載機としての使用を考えた設計により、ご採用いただけたものと考えております。
用語解説
*1 M2M(エムツーエム) : Machine to Machine
機器同士がコンピューターネットワークを介して人間を介さずに相互に通信し合う通信形態。
*2 UIM(ユーアイエム) : User Identity Module
携帯電話会社が発行する、契約者情報を記録したIC。携帯電話に差し込んで利用者の識別に使う。
本製品に関するお問い合わせ先
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