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トヨタ・レーシングとテクニカル・パートナー契約を締結【ゼット・エフ・ジャパン】

2013年4月4日

■ ZFレースエンジニアリング社がトヨタ「TS030 HYBRID」用クラッチを開発
■ トヨタは世界耐久選手権(WEC)総合優勝を目指す
■ 2013年シーズンは4月14日、シルバーストン・サーキット(イギリス)で開幕

ドライブラインおよびシャシ・テクノロジー分野における自動車関連部品のグローバル・サプライヤーであるゼット・エフ・フリードリヒスハーフェンAG(本社:ドイツ・フリードリヒスハーフェン、社長:シュテファン・ゾンマー博士、以下、ゼット・エフ社)は、2013年、WECに参戦するトヨタ・レーシングとテクニカル・パートナー契約を締結しました。ゼット・エフ社の子会社で、モータースポーツ製品の開発と技術支援を行うゼット・エフ・レースエンジニアリング社(本社:ドイツ・シュヴァインフルト)を通し、ゼット・エフの高性能クラッチテクノロジーが2013年仕様のトヨタ「TS030 HYBRID」に供給されます。

ZFの技術・製品を搭載したレーシングカーは、過去14年間の「ル・マン24時間」レースで13回の総合優勝を果たしています。「TS030 HYBRID」の更なる戦闘力向上をめざし、両社は今後、ZFがこれまでの耐久レースで培った幅広い技術の活用も検討していきます。

トヨタ・レーシングの木下美明チーム代表は、今回のパートナーシップ締結に関して以下のように語りました:

「トヨタ・レーシングのテクニカル・パートナーにZFをむかえる事になり、非常に心強く思います。モータースポーツはもちろん、幅広い分野においてZFの技術力は高い評価を受けており、共に車両開発を進められることは我々にとって大きなアドバンテージです。耐久レースは人、モノに対してタフなカテゴリーであり、成功のためには高い技術力を持った企業との長期的な関係を構築する事が重要です。信頼のおけるパートナーであるZFと共に、ル・マンでの優勝と世界耐久選手権のチャンピオンを目指します。」

ZF社CEOのシュテファン・ゾンマー博士は次のように付け加えました:

「これまでもZFは、製品・技術の提供を通してトヨタと良好な関係を築いてきました。今回のWECにおける提携では、モータースポーツ分野における開発パートナーおよびテクノロジー・リーダーとしてのZFのノウハウをご提供できると思います。世界各国を転戦し、エキサイティングなレースが行われる世界耐久選手権シリーズは当社の技術力をお見せする絶好の舞台です。今シーズン、トヨタ・レーシングと共に、数多くの勝利を重ねる事を楽しみにしています。」

4月14日、イギリスのシルバーストン・サーキットで行われる開幕戦には、ドア上部にZFロゴが貼られた2台のトヨタ「TS030 HYBRID」が登場します。

WECスケジュール

4月14日  シルバーストン・サーキット(イギリス)
5月 4日  スパ・フランコルシャン・サーキット(ベルギー)
6月22日  サルト・サーキット(フランス、ル・マン)
9月1日  インテルラゴス・サーキット(ブラジル、サンパウロ)
9月22日  サーキット・オブ・アメリカズ(アメリカ、テキサス州)
10月20日  富士スピードウェイ(日本)
11月10日  上海インターナショナル・サーキット(中国)
11月30日  バーレーンインターナショナル・サーキット(バーレーン)

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