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米国でカメラシステムの生産を開始、追加投資計画を発表【TRW】

2013年4月23日

米国ミシガン州リボニア(2013年4月11日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)はビデオカメラ事業の世界的な拡大を受け、米国におけるカメラシステムの生産を開始したとともに、イリノイ州マーシャルにある同社エレクトロニクス部品の生産拠点への投資を行うことを本日発表しました。

TRWが提供する拡張性に優れたビデオカメラS-CAM製品群は、車線逸脱警告、前方衝突警告、ヘッドライト制御、交通標識認識、歩行者検出など幅広い安全機能を提供できます。さらに車両シャーシシステムと統合することによって、より高度なドライバー支援(DAS)機能の利用が可能となります。例えば、電動ステアリングを介した車線維持と車線の中央走行や、レーダーおよびESC(横滑り防止装置)とあわせて自動緊急ブレーキの機能が提供できます。TRWのS-CAMには、車載ビジョンアルゴリズムにおける世界的リーダーであるモービルアイ(Mobileye)社のテクノロジーが活用されており、次世代カメラS-CAM3では処理能力と安全性、快適性が飛躍的に高められます。

TRWの営業および事業開発部門上級副社長であるピーター・レイク(Peter Lake)は、次のように述べています。 「北米では、特に車線逸脱による事故の発生頻度が高いことから、カメラシステムに対する需要は向こう5年間で大きく高まると考えています。 米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)の2011年度調査によると、道路からの逸脱を原因とする交通事故の死者数は全体の53%に上っています。また、米道路保険安全協会(IIHS)では、車線逸脱警告および車線維持支援システムを利用することで、米国内で年間7,500人以上の命を救えるという推計を発表しています。また、TRWは世界各国での受注拡大を目指し、北米および欧州の生産拠点への投資を強化しており、米国イリノイ州マーシャルおよび英国ピーターリーにあるカメラ生産拠点にも新しいアセンブリラインを導入しています。さらに、エレクトロニクス分野のリーダーとして、引き続き研究開発への投資も継続してまいります」。

カメラ技術の開発、応用を加速させるため、イリノイ州マーシャルの拠点では管理、製造、アセンブリに関する部門で約25名のスタッフを新規採用し、エレクトロニクス部門のグローバル拠点となっているミシガン州ファーミントンでは約60のポジションが新たに設けられました。

TRWのグローバル・エレクトロニクス部門担当上級副社長兼ジェネラルマネージャーであるトルガ・オウル(Tolga Oal)は、次のようにコメントしています。「米国におけるカメラ生産拠点の拡充は、TRWの技術のさらなる発展に向けた大きな一歩だといえます。車載カメラを活用することで、安全性、快適性、利便性の面においてドライバーを様々な形で支援できる可能性があります。今後数年間でTRWは一般向けの中型セダンやSUV向けに手頃な価格で車載カメラの提供を予定しており、需要は高級車だけにとどまらず、さらに拡大していくことでしょう」。

TRWは2008年に、欧州のランチア・デルタ向けに第1世代のカメラの生産を開始し、2011年に第2世代カメラS-CAMを発表しました。S-CAMは2013年後半から北米、欧州、アジアの大手メーカーの車両に搭載される予定です。 第3世代カメラは、2016年モデル向けから提供が開始されます。

TRWについて

TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め25カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約65,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2012年度の売上高は164億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。 同社に関する詳細な情報は、Webサイト http://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。


*本リリースは、4月11日(現地時間)に米国ミシガン州リボニアで発表されたリリースの日本語版です。





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