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9軸モーションセンサ 自動車研究開発・実験用計測シリーズを発売【ゼットエムピー】
9軸モーションセンサ 自動車研究開発・実験用計測シリーズを発売
―車両の挙動や運転姿勢の計測に―
「次世代自動車産業展2011」に電気自動車プラットフォーム「RoboCar® MEV」を出展
㈱ゼットエムピー(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は9軸モーションセンサ「e-nuvo IMU-Z」の自動車研究・開発用計測シリーズを発売します。車両の挙動を計測するための「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」と、運転者の姿勢計測が手軽に行えるパッケージ「e-nuvo IMU-Z Driver Motion」で、本日より受注を開始いたします。(価格は以下に記載)
「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」は、車両自体の挙動など、比較的遅い動きの計測や車両の運動性能の解析が可能です。また、「e-nuvo IMU-Z Driver Motion」は、モーションセンサ「e-nuvo IMU-Z」(3個~)、ソフトウェア開発環境、計測用機器、及び取付用パーツで構成され、簡単にモーションキャプチャシステムを構築でき、腕、頭、脚、つま先といった運転者の任意の動きを計測することが可能です。
本シリーズによって、車両の挙動から人の動きまで、異なる早さの動きを同一のシステムで計測、制御に活かすことが可能となります。更に設置の場所を選ばず、簡単、ワイヤレス、リーズナブルな研究開発・実験環境を提供します。
仕様
■ IMU-Z及びIMU-Z for RoboCarの仕様
加速度センサ | 3軸、±2[g]、±4[g]、±8[g](切替可)、12[bit] |
角速度(ジャイロ)センサ | 3軸、12[bit] ±30[°/s]、±120[°/s](切替可)(IMU-Z for RoboCar) ±500[°/s]、±2000[°/s](切替可)(IMU-Z) |
地磁気センサ | 3軸、±0.7〜4.5[gauss](7段階切替可)、12[bit] |
通信インタフェース ——————————— |
Bluetooth、CAN(USBポート) |
サンプリング | 10[m sec]〜10[sec] 10[m sec]刻みで指定可能 |
サイズ | 42[mm]×52.5[mm]×20.5[mm]ケース付 32[mm]×38[mm]×10[mm]基板のみで使用する場合 |
重量 | 27[g](電池、バンド含まず)、10[g](基板のみで使用する場合) ———————————————————————————- |
最大接続台数 | 28台 |
電源 | 3.3V(入力電圧範囲3.3〜9V) 単3電池×4本(約2時間駆動)、ACアダプタ |
■ IMU-Z Driver Motionの仕様(センサ以外)
取付用パーツ | 肩、腕部(上腕、前腕) |
ソフトウェア開発環境 (e-nuvo IMU-Z SDK) ——————————- |
アプリケーション、ライブラリ(フィルタ/姿勢推定器、運動学、3Dグラフィクス) サンプルプログラム、ドキュメント —————————————————————————————————— |
計測機器 | Windows PC、Bluetoothモジュール |
価格
「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」
一般 138,000円(税別)、アカデミック 108,000円(税別)
「e-nuvo IMU-Z Driver Motion」(センサ3個)
一般 870,000円(税別)、アカデミック 680,000円(税別)
※センサ追加可
組合せで更に広がる用途
1. 「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」+「e-nuvo IMU-Z」
当社の9軸ワイヤレスモーションセンサ&SDK「e-nuvo IMU-Z」は、運転姿勢の計測や車両の乗り心地など、比較的早い動きの計測に適しており、「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」と併用することで、異なる現象を同時に計測、制御することが可能となります。 e-nuvo IMU-Z:http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/imu-z.html
(例)
・ 通常走行中の運動と、緊急時、事故時の激しい動き
・ カメラ等の手振れ補正(IMU-Z for RoboCar)と、位置トラッキング(IMU-Z)
2. 「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」+「e-nuvo Position-Z」
当社の「e-nuvo Position-Z」はGPS、気圧センサ、温度・湿度センサを搭載しており、緯度・経度・高度の3次元の位置情報を取得、合わせて温度・湿度センサにより周囲の環境も同時に計測することが可能です。「IMU-Z for RoboCar」と併用することにより、慣性航行装置の出力をGPSのグローバルポジション情報で補正して、正確な位置の測定が可能となります。 e-nuvo Position-Z:http://www.zmp.co.jp/e-nuvo/jp/position-z.html
(例)
・ カーナビ
・ 自動航行装置
3. 「e-nuvo IMU-Z for RoboCar」+「IMU-Z」+「Position-Z」
3つ全てを使用して、移動体の位置情報と、搭載されたアクチュエータの動きを同時にトラッキングすれば、全体の運動の記録、制御が可能となります。
(例)
・ アーム付瓦礫撤去ロボット
・ パンチルトカメラ付レスキューロボット
次世代自動車産業展2011に出展
カーロボティクス・プラットフォーム「RoboCar MEV」を以下の展示会に出展、デモンストレーションを行います。
展示会名:
次世代自動車産業展2011
会期:
6月15日(水)~17日(金)
場所:
東京ビックサイト 東ホール3 小間番号A-018
(ロボットビジネス推進協議会エリア ZMPブース)
RoboCar® MEV:
http://zmp.co.jp/e-nuvo/jp/robocar-mev.html
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