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「ベアファイトCL」を開発【NTN】
2013年4月2日
【特殊銅粉を用いて特殊銅層を形成、青銅系軸受と同等以上の低トルクを実現!】
NTN㈱(以下、NTN)は、鉄系焼結材料に特殊銅粉を少量配合し、表面に銅層を形成することで、青銅系焼結軸受と同等以上のしゅう動性能を有する「ベアファイトCL*」を開発しました。
一般的に、焼結軸受は自動車や事務機に広く使用されており、その材料は鉄系と青銅系に大別されます。パワーウィンドやファンモータなどの自動車電装品や、複写機やレーザービームプリンタなど軸受に高いしゅう動性能が求められる用途に対しては、青銅系材料が用いられています。しかし、近年の銅価格高騰から、青銅系に代わる焼結軸受の材料が求められており、NTNでは新しい材料の開発に取り組んできました。
今回開発した「ベアファイトCL」は、鉄系をベースに特殊銅粉を少量配合すると共に、材料組織を工夫することで軸受表面に特殊な銅層を形成し、青銅系と同等以上のしゅう動性能を実現した焼結軸受です。また、本軸受は鉄系がベースであるため、青銅系と比較して材料強度が高く、耐摩耗性にも優れます。
NTNは、すでに自動車電装メーカーや事務機メーカーへの提案を開始し、今後は広く自動車関連・産業機械分野へ提案してまいります。
* CL:Copper Layerの略。銅層の意味。
【特長】従来品との比較
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