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「PLEMIA M3/SQ-Tracer」が「ISO 26262」のツール認証を取得【富士通システムズ・ウエスト】

2013年4月1日

~ トレーサビリティツールとして認証第一号 ~

㈱富士通システムズ・ウエスト(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:鈴木 英彦)は、3月22日、一般財団法人日本品質保証機構(JQA)より自動車の機能安全(注1)に関する国際規格「ISO 26262(注2)」に基づくトレーサビリティツールの認証を取得しました。

これは、当社が開発している電子制御システム開発におけるドキュメント管理システム「PLEMIA M3/SQ-Tracer (プレミア エムスリー/エスキュートレーサー)(注3)」が、機能安全規格「ISO 26262」に準拠するソフトウェア開発に適合しているツールとして、認められたことによるものです。

同機構より認証を取得したトレーサビリティツールとしては、認証第一号となります。

JQAのコメント

弊機構は「PLEMIA M3/SQ-Tracer」を「ISO 26262」に基づいて評価し、適合していることを確認しました。 「PLEMIA M3/SQ-Tracer」はトレーサビリティツールとして、安全関連系の開発を支援し、安全なソフトウェア実現に貢献する信頼性の高いツールであるといえます。

PLEMIA M3/SQ-Tracerについて

「PLEMIA M3/SQ-Tracer」は、「ISO 26262」で求められる最も厳しい安全度水準であるASIL-D (Automotive Safety Integrity Level -D)に対応したソフトウェアツールとして、JQAより認証を取得しました。これにより、お客様の機能安全に向けたソフトウェア開発および「ISO 26262」認証取得に貢献します。
1. 「PLEMIA M3/SQ-Tracer」が提供する機能により、商品開発の各プロセスにおいて発生する成果物のトレーサビリティ(注4)確保を効率化します。
2. お客様が「ISO 26262」の認証を取得する際に、使用する「PLEMIA M3/SQ-Tracer」について妥当性の証明が不要になります。

「PLEMIA M3/SQ-Tracer」は今後とも、お客様の商品開発における品質保証支援に取り組んでまいります。

関連リンク

▶ 「PLEMIA M3/SQ-Tracer」紹介サイト
「PLEMIA M3/SQ-Tracer」紹介サイト[富士通㈱]

▶ 「PLEMIA M3/SQ-Tracer」プレスリリース 2013年2月28日
電子制御システム開発におけるドキュメント管理パッケージ「PLEMIA M3/SQ-Tracer V2」を販売開始 [富士通㈱]

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

(注1) 機能安全 :
製品にソフトウェア自己診断機能などを設けるなど、製品機能の不具合による人命へのリスクを許容できる範囲まで低減すること。
(注2) ISO 26262 :
制御システムの高機能化・複雑化を背景に、開発プロセスや作業成果物の国際標準を規定。また、設計ドキュメントの変更履歴管理など厳格な作業成果物の管理や、安全要求の階層構造の管理・トレーサビリティ確保を推奨している。
(注3) PLEMIA M3/SQ-Tracer :
富士通にて2011年11月より提供開始した、自動車業界や精密機器・電機業界向けに電子制御システム開発を支援するソフトウェアパッケージ。SQ-Tracerは、Safety and Quality Tracer。
(注4) トレーサビリティ :
製品開発時の要求・仕様・設計などの関連性を管理し、製品開発途中に仕様変更があった場合に、どの設計書や設計内容まで影響が及ぶか分かるようにすること。

お問い合わせ先

《お客様お問い合わせ先》
富士通コンタクトライン
電話 : 0120-933-200
受付時間 : 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

プレスリリースに記載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。




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