先行開発車事業第4号は14社の参加機関とともに始動【SIM-Drive】

2013年3月27日

- 4輪を独立制御可能な車両の開発を目指します -

電気自動車の技術開発とその普及を行う㈱SIM-Drive（本社：川崎市、社長：清水浩）は、この度2012年5月より募集しておりました、先行開発車事業第4号（以下当事業）を多数の機関の賛同を得て、開始の運びとなりましたのでご報告申し上げます。
先行開発車事業はSIM-Driveの基幹技術であるインホイールモーター技術とコンポ―ネントビルトイン式フレームを存分に活かしながら新しい電気自動車技術を開発する事業です。参加機関から1機関当り2,000万円の参加費を頂き、この費用を元に電気自動車の先行技術を、SIM-Driveとの協働により約1年かけて試作いたします。開発拠点に各参加機関は常駐者を配置することができ、その常駐者が自由に使える机と椅子を設置します。これにより電気自動車技術の試作全てに渡って関わることが可能です。最終的に参加機関には当事業の成果品である仕様書、基本図表、試験成績書が提供されます。

先行開発車事業第4号で試作する電気自動車の概要

当事業には、自動車関連企業に限らず通信、ソフトウェアなど様々な業種の14社にお集まりいただきました。参加の理由として、電気自動車が広く普及することを強く認識しておられる、多くの電気自動車の情報を他に手に入れられる所が他にない、インホイールモーター技術が他と比べて突出していることがあげられます。
SIM-Driveの基幹技術であるインホイールモーター、また新しく開発された4輪独立制御技術を車両に組み込みます。さらにスマート・トランスポーテーション分野を拡大します。当事業の開発においても、1号、2号、3号事業と同様、開発する技術の内容と仕様を参加機関の合意のもとで決定していきます。また、参加機関からの要望や提供される部品等を取り入れながら、設計、試作試験を行います。