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業界初の再設定可能 DCアーク検出リファレンス・デザイン『RD-195』を発表【日本テキサス・インスツルメンツ】

2013年3月21日

アーク故障検出と警告機能の信頼性を向上、アーク放電による火災を防止

日本テキサス・インスツルメンツはAPEC(Applied Power Electronics Conference)2013 において業界初のフル・プログラマブルDCアーク検出リファレンス・デザインを発表しました。車載/航空機バッテリー管理システム、産業用の工場機器、太 陽光発電機器などの大電力DCシステムでは、アーク故障による重大な被害を防止する保護機能へのニーズが高まっていますが、今回発表した『RD-195』リファレンス・デザインはこうしたニーズへの迅速で容易な対応を可能にします。設計の際に、『RD-195』のプログラミングにより、アーク検出精度と誤 検出防止の最適バランスを実現し、システム要件を満たすことができます。さらに、各種スレッシュホールド検出パラメータの変更を可能にするソフトウェア・ アプリケーション・ツールも用意しています。詳細とご注文については、http://www.tij.co.jp/arcdetect-pr-jpから参照できます。

2013年3月17日から21日まで米国カリフォルニア州ロングビーチで開催されたAPEC 2013 のブース109で行った『RD-195』のデモのビデオは、http://www.tij.co.jp/rd-195-prv-jpからご覧いただけます。

『RD-195』 リファレンス・デザインの主な特長

· 完全にプログラム可能なリファレンス・デザイン: ソフトウェア・ツールを用意しており、各種アーク検出スレッシュホールド値の設定が可能で、誤検出を最小に抑えながら、実際にアーク放電が発生した場合には、それを正確に検出

· 非常に高い柔軟性と信頼性: 直列、並列、接地アークなど各種アークの検出が可能で、RF(高周波)干渉などのノイズの多い環境でも動作。シグナル・チェーンを構成するすべての部品が-40℃~+85℃の全産業用温度範囲に対応

· 高速検出: 応答時間は100ms未満(代表値)で、システム・コントローラの迅速な動作が可能なことから、アーク放電による火災の可能性を低減

· 各種業界標準に準拠: Underwriters Laboratories

· 『RD-195』評価モジュールにより開発を容易に: 『RD-195』評価モジュール( EVM)により、各種用途向けに『RD-195』の評価が可能。評価モジュールは『C28x』コアとCLA(プログラム制御アクセラレータ)内蔵のTIの『C2000™』Piccolo™ 『TMS320F28033』 32ビット・マイコン、『SM73201』 16ビットA/Dコンバータ(1個)、『SM73307』 2チャネル高精度オペアンプ(3個)、『SM73308』 低ノイズ、レール・ツー・レール出力オペアンプ(1個)で構成されており、さらにBOMリスト、回路図、基板レイアウトファイル、ソフトウェア・アプリ ケーション・ツール、ファームウェア・ライセンシング契約、UL1998モデル対応アーク検出コード、アプリケーション・ノートも提供

ツールとサポート

『RD-195』リファレンス・デザインにはソフトウェア・アプリケーション・ツールが用意されており、システムのアーク検出スレッシュホールド・レベルの微調整により、アーク検出と誤検出防止の精度を向上します。さらに、リファレンス・デザインのCADファイルも添付しています。

供給と価格

『RD-195』 アーク検出リファレンス・デザインは単価(参考価格)199ドルで供給中です。

TIの『RD-195』 の詳細はこちらからも参照できます。

·『RD-195』EVMのご注文

APEC 2013で行った『RD-195』のデモ・ビデオ

『RD-195』ユーザーガイドのダウンロード(英語)

アプリケーション・ホワイトペーパーのダウンロード (英語)

TIの産業機器向けアナログ製品

産業機器向け半導体の市場シェアで業界をリードするTIは、スマート・グリッド、ファクトリ・オートメーション (FA)、高電圧電源、LED照明、制御など、広範な用途向けに多様なアナログIC製品ポートフォリオを提供しています。TIのデータ・コンバータ、アン プ、インターフェイス、アイソレーション、クロック、電源IC製品は、お客様の製品の差異化を可能にし、さらに、TIのソフトウェア、設計支援ツール、リ ファレンス・デザインは、設計サイクルの簡素化と迅速化を実現します。TIのアナログ製品は、産業機器の安全性、効率、信頼性を向上します。その詳細につ いては、http://www.tij.co.jp/industrial http://www.tij.co.jp/industrial をご覧ください。

※C2000およびPiccolo はTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。




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