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尼崎研究開発センターを拡張し、バッテリー材料研究所を日本に新設【BASF】

2013年2月27日

■ 電解液と電極材料に注力した研究施設 
■ 日本のお客さまのニーズを満たすカスタマイズソリューションを提供
■ 尼崎における研究開発基盤を拡張し、日本の研究機関やバッテリーメーカーとの連携を目指す


BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)および BASF ジャパン㈱(本社:東京都港区、代表:ヨルグ‐クリスチャン シュテック)は、既存の尼崎研究開発センターを拡張し、 バッテリー材料に特化した研究施設「尼崎研究開発センター バッテリー材料研究所」を日本の尼崎(兵庫県)に新設し、 2013年内に本格的な業務開始を目指します。同研究所では、 BASFのグローバルな研究開発ネットワークの一部として、高性能バッテリー用の電解液と電極材料の研究に重点的に取り組み、日本のバッテリー業界へテーラーメイドのソリューションを提供します。

「バッテリー材料研究所の新設は、 BASFと研究機関およびバッテリー業界との強力な研究開発ネットワークを日本にも拡大することに繋がります。 BASFの目標は、エレクトロモビリティや消費者向けアプリケーションのバッテリー性能を高める高性能バッテリー用の革新的な材料を開発することです。 さらに、 既存の尼崎研究開発センターに本研究所を開設し、尼崎の研究開発基盤を拡大することで、人材や能力(コンピテンシー)の観点においても、より大きなシナジー効果を生み出すことができます。」 と BASFのバッテリー研究およびエレクトロケミストリーのバイスプレジデントであるアンドレアス・フィシャーは述べています。

尼崎は、新しいバッテリー材料研究所にとって理想的な場所です。 BASF ジャパン㈱の 代表取締役社長 ヨルグ‐クリスチャン シュテックは 「日本はバッテリーの製造と開発において先進的な国の一つです。日本で活動することで、お客さまとより密接な関係を築くことができ、お客さまのニーズにより良く対応することができます。」と述べています。

BASFのバッテリー材料担当バイスプレジデントであるアトリアン・シュタインメッツは次のように述べています。「バッテリー材料研究所の新設によって、日本中の先進的なバッテリーメーカーに対し、エレクトロモビリティやスマートフォンやタブレット端末などの民生機器用途の両方の、それぞれにカスタマイズしたソリューションを提供できるようになります。」

第1段階として、 2013年4月にバッテリー材料に特化した研究者が業務を開始します。 2013年内には、尼崎研究開発センターを約600m2 拡張し、新しいオフィスと研究所を新設し、本格的な稼働を予定しています。総投資額は数百万ユーロです。

BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社「 The Chemical Company 」です。製品ラインは、化学品、プラスチック製品、高機能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。 BASFは、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、 BASFは科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。 BASFの製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。 BASFはこれらの活動を企業目標として「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を掲げています。 2012年の売上は787億ユーロで、従業員数は約11万3 ,000人です。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。




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