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「HTML5」車載機を試作開発【富士通テン】

2013年2月22日

~世界最大級の携帯電話関連展示会Mobile World Congress 2013へ参考出展~


カーナビゲーションブランド「ECLIPSE(イクリプス)」を展開する富士通テン㈱(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇 資本金:53億円)は、IT業界における先進的技術の車載機への早期導入を目指し、次世代のWeb標準技術である「HTML5」(*1)による次世代車載機の開発を進めています。この度その試作機を、2013年2月25日(月)~28(木)にスペイン・バルセロナで開催される世界最大級の携帯電話関連展示会である「Mobile World Congress 2013」の富士通㈱(本社:東京都港区 代表取締役社長 山本 正已)ブースに参考展示することになりました。

スマホやタブレット、PCで導入が進む次世代のWEB標準技術を車載機へ導入

現在、スマートフォンやタブレット、PCの世界で、HTML5によるwebアプリケーションの導入が進んでいます。進化の速いモバイル機器のトレンドを早期に取り込むとともに設計開発効率の向上にも寄与するため、車載機器業界でもHTML5の適用検討が進んでおり、当社では長年の車載機器開発のノウハウを活かし、HTML5による車載機向けアプリケーションの試作開発に至りました。

主な機能

・ 進化の速いスマートフォンやタブレットの最新のデザイン・操作性を車載機でもタイムリーに実現します。
・ 車載カメラ等、車特有の周辺機器と連携したアプリケーションの様々なバリエーションを容易に活用できます。具体的には、AR(拡張現実)ナビゲーションなどのカメラ活用サービスです。
・ 車載機と外部端末との通信を容易に実現できるため、オペレータサービスなどの遠隔操作アプリケーションにも活用できます。
・ スマートフォン機能(電話・メール・電話帳、音楽、映像、写真等)を車載機から容易に活用することができます。(協力:KDDI㈱、㈱KDDI研究所)
・ 車載機器開発のノウハウを活かし、車速等の車両情報を活用することによって、最新かつ高機能なアプリケーションを安心安全に配慮して利用することができます。

今後の展望

市場動向やインフラ整備動向等を見ながら、HTML5車載機の製品化に向けた検討、開発を進めていく予定です。

Mobile World Congress 2013 開催概要

注釈

*1   HTML5 : hyper text markup language 5の略。webページの記述などに用いるマークアップ言語(HTML)の第5版。HTMLに関するワーキンググループであるWHATWGの提唱した仕様を元に、web関連技術の標準化を進める業界団体W3Cで2014年の正式勧告を目指して仕様の検討・標準化が進められている。

*2   GSMA Limited : 携帯通信事業者の業界団体GSM Associationの略称で、2Gの通信方式GSMの普及を目的として1995年に設立された。現在、800社以上の携帯電話事業者を中心に219カ国から1000社以上が参加する携帯通信業界最大の団体。

報道関係お問い合わせ先

コーポレートコミュニケーション室
TEL:078-682-2170
E-mail:pr@ten.fujitsu.com


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