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フィリピンで新工場、稼働 車載用リレーを増産【NECトーキン】

2013年2月19日

当社(NECトーキン㈱、代表取締役執行役員社長:小山茂典、本店:仙台市)は、好調な車載用リレー(自動車用パワーリレー)の需要に対応するため、フィリピンに新工場を取得しました。また新たな製造ラインも増設し、これにより最新型車載用リレーの生産能力は昨年の月産1000万個から、月産1440万個体制に増強されました。今後の需要を見ながら、更なる増産も視野に入れております。


当社は車載用リレーをNECトーキンエレクトロニクスフィリピン(ルソン島ラグナ州カランバ市)で生産しています。車載用リレーは近年自動車の電子化率が高まり、台数の伸び以上に所要が増えています。背景には自動車の安全性や快適性を高めるために、ヘッドランプやパワーウィンドウだけでなく、キーレスエントリーやメモリーシート、各種走行制御システムなど電子装置が増えていることがあります。また以前は一部の高級車にしか搭載されなかった機能が、中級車やコンパクトカーにも搭載されるようになったことから、今後も車載用リレーの需要は伸びることが予想されます。特に第四世代と呼ばれ小型・高信頼性車載用リレーであるEXシリーズは、世界トップシェアを誇り、顧客からも供給力の更なる増強を求められていました。

こうした需要の伸びや顧客の要望に応えるため、当社は現在の工場に近い工業団地(バタンガス州タナウアン市)に新たに工場を借り受け、2月より稼働を開始しました。新工場は主にリレー製造の前工程である部品ラインを担っています。工場の設立に当たっては現工場との距離や投資対費用効果、用力(受電設備など)などを検討し選定しました。

カランバ市の工場にはEXシリーズの新しい製造ラインが増設され、2月14日には小山社長、事業担当の八巻執行役員同席の元、初出荷の記念式典が執り行われました。新設されたラインはこれまでの設備に改善点を盛り込み、品質を高めると共に生産性、設備稼働率を向上させています。急速に需要が伸びている小型・高信頼性車載用リレーEXシリーズの生産能力は、昨年の月産1000万個から、月産1440万個体制に増強されました。

今後も車載用リレーの需要は伸びることが予想されることから、更なる増産も視野に入れております。





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