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2013年におけるモータースポーツ活動を強化【アウディ ジャパン】

2013年1月8日

2013ルマン24時間耐久レースに3台のハイブリッドレースカーを投入
米国モータースポーツへの関与をさらに強化

アウディは、モータースポーツの世界においても、その活動をフルスピードで強化します。2013年シーズンのテーマは、FIA世界耐久選手権(WEC)のタイトル防衛、ドイツ ツーリングカー選手権(DTM)への参戦継続、そして米国におけるモータースポーツ活動の強化です。

「モータースポーツで成功を勝ち取ることも、アウディブランドDNAの一部なのです」と、AUDI AGの技術開発担当取締役であるウォルフガング デュルハイマーは述べています。「世界のサーキットで勝利を収めることにより、非常に信頼できる方法でアウディの高い技術力を示すことができます。さらに、重要な市場におけるポジショニングを強化することもできるのです。」

ルマンに3台のハイブリッドレースカー

2013年、アウディはFIA世界耐久選手権(WEC)におけるディフェンディング チャンピオンとして新たな挑戦の年を迎えます。アウディスポーツ チームヨーストは、2台の改良型Audi R18 e-tronで同シリーズに参戦し、ルマン24時間およびWECスパフランコルシャンラウンドには、3台目のR18 e-tronが投入される予定です。

ルマンおよびWECでは、2012年にデビューを飾って大きな成功を収めたハイブリッドテクノロジーを踏襲します。フライホイールエネルギー貯蔵システム は、重量やサイズの増加を伴うことなく、よりパワフルなシステムに進化しています。Audi R18 e-tronは、外観上は2012年モデルと非常によく似ていますが、超軽量なカーボンファイバー製ボディパネルの下には、数々の革新技術が採用されてい ます。アウディスポーツは、2013年のモータースポーツプログラムと並行して、2014年に施行される予定の新しいLMP1レギュレーションに合致した後継モデルの開発も進めています。

2013年のWECおよびルマン24時間を戦うアウディのファクトリードライバーは、ディフェンディングチャンピオンのマルセル フェスラー(スイス)、アンドレ ロッテラー(ドイツ)、ブノワ トレルイエ(フランス)に加えて、ルーカス ディグラッシ(ブラジル)、ロイック デュバル(フランス)、マルク ジェネ(スペイン)、オリバー ジャービス(英国)、さらにルマン優勝記録保持者のトム クリステンセン(デンマーク)、アラン マクニッシュ(スコットランド)と、いずれ劣らぬ名ドライバーが勢揃いしています。

ジェイミー グリーンがアウディDTMラインナップに加入

ドイツ ツーリングカー選手権(DTM)では、レギュレーションが維持され、2013年シーズンも2012年と同じルールの下で競技が行われます。したがって、ア ウディスポーツのDTM担当部門は、5月5日にホッケンハイムで開催される開幕戦までにA5 DTMのポテンシャルをフルに発揮させることを目標にマシン熟成を行っています。「2012年シーズンは、マシンの能力を十分に引き出すことができませんでした」と、アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒは強調しています。「DTMでは、コンマ数秒の差が勝敗を分けます。2013年の目標は、A5 DTMでこの貴重なコンマ数秒のタイムアップ達成することです。」

DTMチームの努力を支援するため、ドライバーラインナップの拡充も図ら れます。アウディは、現役DTMドライバーの中で最速の部類に入る英国人ドライバー、ジェイミー グリーン(30)とドライバー契約を交わしました。「現在の強力なドライバー陣にグリーンが加わり、ラインナップがいっそう強化されました」と、Dr. ウルリッヒはつけ加えています。

グリーン以外のメンバーは、2度のDTMタイトルに輝くマティアス エクストローム(スウェーデン)、ティモ シャイダー(ドイツ)、「レース オブ チャンピオンズ」で優勝したフィリペ アルブケルケ(ポルトガル)、2度のシーズンウィナーであるエドアルド モルターラ(イタリア)、ルマン勝者のマイク ロッケンフェラー(ドイツ)、期待の若手エイドリアン タンベイ(フランス)です。なお、タンベイは、バレンシアラウンドで2位入賞を果たし、DTMデビューイヤー早々に表彰台を獲得して自らのポテンシャルをアピールしました。なお、8人目のドライバーは、現在選考中です。

デイトナ24時間レースにも強力なドライバーラインナップ

WECおよびDTMファクトリードライバーは、AUDI AGのカスタマースポーツプログラムでも重要な役割を果たします。1月26日~27日に米国フロリダ州デイトナで開催される24時間レースでは、フィリペ アルバカーキ、オリバー ジャービス、エドアルド モルターラが、アレックス ジョブ レーシングチームからエントリーするAudi R8 GRAND-AMのステアリングを握ります。他の2台のR8のコクピットにも、有力ドライバーが座ります。マルク バッセング、レネ ラスト、フランク シュティップラーがAPRモータースポーツのR8をドライブし、フランク ビエラ、クリストファー ハーセ、GT1世界チャンピオンのマルクス ヴィンケルホックがラムバムレーシングのR8で表彰台の頂点を目指します。さらに、これらの3チームには、それぞれ米国人ドライバーが起用されます。

米国GRAND-AMシリーズへの関与を強化

デイトナ24時間をはじめとするGRAND-AMシリーズへの関与を強めるアウディは、米国のモータースポーツに本格的に復帰します。フォーシルバーリング スで知られるアウディは、米国市場、特にプレステージ性の高い大型プレミアムカーセグメントで力強い成長を記録し続けています。米国におけるレースプログラムの強化には、長期にわたってこの傾向をサポートする狙いがあります。

アウディは、3月16日にフロリダ州で開催されるセブリング12時間レースに、Audi R18 e-tronで参戦します。アウディはすでに、この12時間耐久レースで10回もの優勝を飾っています。「LMP1マシンでセブリングを戦うのは、今回が 最後になるかもしれません」と、アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒはコメントしています。「この機会を最大限に活用し、これまでの成功を支援していただいたファンの皆さまに最良のかたちでお別れの言葉を申し上げたいと考えています。」

しかし、アウディのモータースポーツ活動がこれで終わるという意味ではありません。2014年からは、 GRAND-AMシリーズとアメリカン ルマンシリーズが統合され、北米スポーツカー選手権として生まれ変わることが決定しています。また、2013年9月22日には、テキサス州オースティンでFIA世界耐久選手権(WEC)の米国ラウンドが開催されるため、米国モータースポーツファンの方々に、Audi R18 e-tronの雄姿をご覧いただくことができます。

Audi R8 LMS ultraの進化バージョン

アウディは、ファクトリープログラムだけでなく、ヨーロッパや日本を含むその他の地域のカスタマースポーツマーケットも大切に考えています。GT3レギュレーションに合致するAudi R8 LMS ultraには、リアセクションが新たに進化したエボリューションバージョンが誕生しています。このマシンは、2013年2月より、quattro GmbHを通じてカスタマーチームへの供給が始まります。

アウディスポーツ カスタマーレーシングがサポートするカスタマーチームは、2013年にニュルブルクリンク(ドイツ)とスパフランコルシャン(ベルギー)のふたつの24時間レースに参戦します。AUDI AGのカスタマースポーツプログラムは、いっそうの発展を遂げ、2012年に開催されて大きな成功を収めた中国におけるAudi R8 LMS Cupも継続して実施されます。

「R8 GRAND-AMやR8 LMS ultraの改良バージョン、あるいは中国におけるAudi R8 LMS Cupの開催を通じて、お客様に非常に魅力的な内容を提供しています」と、アウディスポーツカスタマーレーシング責任者のロモロ リープヘンは述べています。「2013年中には、100台目のカスタマーレーシングのマシンをお届けできると期待しています。」



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