ニュース

電気自動車 急速充電器用リードケーブル付き充電コネクタの開発 【フジクラ】

2012年12月7日

㈱フジクラ(取締役社長  長浜洋一)は、このたび電気自動車(以後、EV)の充電に使用する急速充電器用リードケーブル付き充電コネクタの新バージョンを開発しました。

世界各国で要求が高まっている環境負荷低減の観点からEVが急速に普及していますが、それを支える充電インフラの充実が課題となっています。

EVの充電方法は大きく分けて二種類あり、ひとつが一般家庭の100V/200Vコンセントから行う普通充電(充電時間7~14時間)で、もうひとつが、街中のディーラーやガソリンスタンド、高速道路のサービスエリア等に設置されている短時間で充電が完了する急速充電(同 15~30分)です。

急速充電に関しては、CHAdeMO協議会(会長  日産自動車  志賀俊之氏)が、デファクトスタンダード化を目指して、充電・通信方法やコネクタ性能を規格化し、各国での普及を進めています。

さらに、V2H(Vehicle to Home 家とクルマ間の充放電)用のコネクタとしても、同デザインのコネクタで製造販売を検討中です。  ※注  V2H用コネクタでは、ケーブルサイズと内部構造が異なります。

今回の開発品は、老若男女を問わず多くのユーザーに親しみやすい印象を持っていただけるスタイリッシュなデザインを実現するとともに、片手でコネクタ着脱が可能な完全ワンプッシュ方式を採用し、業界で最もシンプルな操作性となっています。また、充電中を表す充電ランプにイルミネーションを採用し、広範囲が光ることで視認性を向上させながら、LEDを直視しない非常に目にやさしいデザインとなっています。コネクタ解除ボタンには夜光樹脂を採用し、暗がりでの解除ボタンの視認性を高めています。

当社は、今後も業界の最新の技術動向にタイムリーに対応するとともに、EVユーザーの皆様のニーズを反映したユーザーフレンドリーな製品を開発することにより、EVインフラの普及をサポートしていきます。

生産場所

日本

販売開始時期

2013年4月

CHAdeMO(チャデモ)協議会

幹事会社 : トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車工業、富士重工業、東京電力電気自動車用急速充電器に関して規格の標準化やインフラ整備などに取り組む団体。当社も参加しています。




株式会社フジクラホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#フジクラ
#充電/急速充電
#コネクタ
#2012年12月7日