4万円台のオシロスコープ TBS1000シリーズを発表【テクトロニクス】

2012年11月28日

優れた信頼性と性能、5年の製品保証付きのエントリーレベル・オシロスコープが登場

テクトロニクス（代表取締役　米山　不器）は、本日、4万円台から購入可能なエントリーレベルのオシロスコープ TBS1000シリーズを発表します。電子機器の設計・開発エンジニア、教育機関、個人用途などに最適なTBS1000シリーズは、広範囲で汎用的な電子回路の設計、テスト・アプリケーションに適しており、優れた性能と信頼性、測定に役立つ数多くの機能を手に入れやすい価格で提供します。

テクトロニクスのベーシック・オシロスコープTBS1000シリーズは、税抜48,700円からの価格設定です。これによって教育機関では、より手軽にオシロスコープを導入することができます。電子回路設計の個人用途でも、テクトロニクスの信頼性、性能をより気軽に利用することができます。企業ではすべての設計部門や技術サポート部門に、強力な診断ツールを容易に配備することができます。テクトロニクスの独自技術によって設計、製造されるTBS1000シリーズは、5年間の保証期間が付いており、1GS/sまたは500MS/sのサンプル・レート、2mVの感度まで3%のDCゲイン確度という、優れた性能、確度を実現しています。

テクトロニクス、メインストリーム・オシロスコープ、ジェネラル・マネージャのデイブ・ファレル（Dave Farrell）は、次のように述べています。「オシロスコープの低価格化の要望は、世界中でますます増加しています。TBS1000シリーズはこのご要望にお応えし、近年にない低価格、優れた機能と5年間の保証期間付でオシロスコープをご提供します。電子回路の設計／開発／テストなどに携わっているすべての方は、テクトロニクスの品質をより手軽な価格でご利用いただけます」

TBS1000シリーズは、25MHzから150MHzまでの帯域に全5機種の製品ライン・アップを備え、幅広い周波数帯域に対応しています。標準装備の波形データ・ロギング機能では、USBメモリに最大8時間のトリガ波形を保存し、さらに波形リミット・テスト機能では、信号の変化をモニタリングしてパス／フェイルの結果を出力することができます。TBS1000シリーズは、実績あるTDS2000シリーズで採用している多様なトリガ、自動測定、USBによる接続性、FFTといった機能を兼ね備えています。また、優れた性能、操作性を、小型・軽量、ポータブルなパッケージで実現しています。

TBS1000シリーズの強みは、その操作性にあります。ユーザ・インタフェースは、世界中のエンジニアが使い慣れたもので直感的な操作が可能であり、頻繁に使用する測定項目や解析機能もこのインタフェースで操作できるようになっています。軽量・小型設計とともに、この操作性もTBS1000シリーズの大きな特長です。

教育機関のニーズにお応えするため、すべてのTBS1000シリーズには、さまざまな実験手順、操作ガイド、オシロスコープ／プローブを使用するための入門書を含んだオシロスコープの基礎が学べるコンテンツCDを付属しています。教育機関の教育担当者はこのCDに含まれるコンテンツを利用して、オシロスコープの入門講座を、既存のカリキュラムに容易に組み込むことができます。

TBS1000Cシリーズすべての機種に、1チャンネルあたり1本の汎用受動プローブが標準で付属しています。保証期間は5年となっています。

テクトロニクスについて

テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブサイト（www.tektronix.com/ja）をご覧ください。