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2色式熱画像カメラシステム 「Thermera-InGas」販売開始!【ノビテック】
2012年11月28日
~放射率補正不要・硝子越しでの計測も可能~
㈱ノビテック(本社:東京都渋谷区恵比寿1-18-18、電話:03-3443-2633、資本金:50,000千円、代表取締役:小西 信宇)は、本年11月27日、㈱三井フォトニクス社(http://mitsui-photonics.com)が新たに開発した“2色式熱画像カメラシステム 『Thermera-InGas』”を、本年11月27 日から正式に販売することとなりました。価格は505万円(税別)で、初年度40台の受注を見込んでいます。
㈱三井フォトニクスは、2色法温度計側原理を採用し、非接触で温度分布を表示・計測可能な2色式熱計測システムを開発・製造している専門メーカーです。
一般的に認知されている「サーモビューワ/ 熱画像カメラ」とは赤外域の波長を使用したものが主流で、その原理的な部分から、温度真値を算出するために被検体の放射率による補正が不可欠であり、窓越しの計測は不可能であるという問題があります。
それに対し2色式熱画像カメラシステムの優位点は、2種類の波長の放射強度の比から温度を算出しているため放射率補正が不要で、より真値に近い温度計側が可能です。また、可視光~近赤外領域の波長を使用しているため、窓越しでの計測も可能です。
これまでの製品ラインナップ「Thermera」シリーズに加わったこの「Thermera-InGas」モデルは、既存モデルでは不可能だった、300℃~の温度計測が可能になり、これによりアルミの融点以下の計測や薄膜形成等の温度計測も対応可能となりました。
なお、本製品は、12月5日(水)~7日(金) パシフィコ横浜にて開催予定の「国際画像機器展2012」にて実機展示を予定しています。
主な仕様
検出波長 : 0.9~1.6μmのうち任意の2波長
温度計測範囲 : 300~1000℃
画素数 : 64×64ピクセル
撮影速度 : 2~300枚/秒
特徴
● リアルタイム温度表示、後刻温度解析
● PCによるカメラ設定制御と計測処理
● 放射率補正不要、高精度画像計測可能
● ガラス越し温度計側
● 最高撮影速度300コマ/秒
アプリケーション例
● 加熱された金属、硝子、半導体、セラミック
● 溶接の溶融池
● 各種炉内監視
本件お問合せ先
㈱ノビテック TEL : 03-3443-2633 / FAX : 03-3443-2660
住所 : 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-18 東急不動産恵比寿ビル7F
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