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次世代の防水角形コネクター「SRCシステム」を発表【日本モレックス】

2012年11月14日

実績あるMX150およびMX150L端子の利用によって多数ピン構成にも柔軟に対応

2012年11月14日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス㈱(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、農業や建設および鉱業といった過酷な用途で使用される機器に向け、多数ピン構成の多回路用途に対応した防水角形コネクター「SRCシステム」を発表しました。

この次世代SRCシステムは電源および信号の両方をサポートするハイブリッド接続システムです。本システムは頑丈で防水性に優れ、電線対パネル(バルクヘッド)および電線対電線の接続が可能で、モレックス製MX150™ および MX150L™端子システムを利用できます。モレックス、グローバルセールスマネージャーのデニス・オサリバンは、「商用車のハイテク化に伴い、ハイブリッド接続技術に対応した配線の需要が増加しています。本コネクターは主に車内とエンジンルームとの間をつなぐ隔壁コネクターに用いられますが、車両内部で多用されている既存の丸型コネクターを代替することも可能です。」とコメントしています。

この新たなSRCシステムは、一体型の二方向マットシールを採用し保持力の向上を図ることでIP69K試験をクリアしており、過酷な作業環境での使用に理想的な製品です。加えて、実績あるモレックスのMX150(制御用)およびMX150L(電源用)端子システムを利用することで、個別ワイヤーシールの購入、取扱および圧着が不要になるため大幅なコスト低減が可能となります。本製品は電源または制御に使用可能な7つのセグメント(AからGまで)を備えており、1つの制御セグメントは12極、1つの電源セグメントは3極で構成されています。こうしたモジュール設計により、SRCは最大84極(制御のみの場合)まで接続可能な柔軟性を持ち、また現場でのヘッダーおよびコネクターの修理や交換も非常に簡単に実施できます。

モレックスのSRCシステムは、最大定格電流18AのMX150端子と、同40AのMX150L端子を使用しています。保持力は400N以上を示し、高振動環境でも高い嵌合性能を維持します。また、カムアクション付きスライドラッチによって片手でブラインド嵌合できます。さらに、樹脂製スタンドオフを備えた端子位置固定機構により、ヘッダーとコネクターとの嵌合時の座屈(端子破損)を防止できます。

SRCシステムは農業・建設・鉱業・林業などの産業機械、商用車や船舶などの運輸機器に加え、鉄道車両や鉄道機器、ナビゲーション機器などに最適です。

その他、防水角形コネクター「SRCシステム」に関する詳しい情報は、www.molex.com/link/src.htmlを参照ください。



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