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航空機のブラインド用途に向け、優れたFST性能と高い遮光性を提供する熱成形可能なLEXAN™樹脂シートを発表【SABIC】

2012年11月12日

近年、航空機内装部品の難燃/発煙/毒性(FST)性能基準はますます厳しさを増している。SABICのイノベーティブプラスチックス事業は、これら基準への準拠に取り組む国際航空宇宙業界のお客様を支援するため、航空機ブラインド用途に向けた次世代「LEXAN™ XHR 5000(超低放熱)シート」を発表した。高度なFST特性と遮光性が要求される多層ブラインド用途向けに開発されたLEXAN XHR 5000シートは、過酷な安全要件を満たすだけでなく、高品質な外観および優れた遮光性を提供することで、キャビン空間の快適性向上に貢献する。SABICの航空宇宙業界に向けた高度な素材技術に対する継続的な投資は、航空宇宙業界のお客様が過酷な規制に準拠し、また熱成形を可能にすることで設計自由度を強化するほか、外観の向上や旅行客への快適な搭乗体験の提供に向けた同社の取り組みを表すものである。
この新製品は9月25日から27日まで米ワシントン州シアトルで開催された「航空機内装見本市」において展示紹介された。

SABICのスペシャルティフィルム&シート部門ゼネラル・マネージャーであるジャック・ゴーバースは「SABICは、過酷な安全要件を満たし、また非常に重要なメリットを提供可能な卓越した高性能材料を市場に供給しています。こうした点から、当社は世界の航空宇宙業界においてトップクラスの材料サプライヤーであると自負しております。新しく発表したLEXAN XHRシートは、厳しさを増すFST性能要件やデザインおよび性能に対する各種ニーズの解決に向け、航空宇宙業界のお客様を支援することができます。これは、航空機内装設計の未来に大きく貢献する新たな業界基準の始まりと言えるでしょう。」とコメントする。

キャビンの安全性と快適性を向上

独立研究施設によるテストは、熱成形可能なLEXAN XHR 5000シートが、連邦航空局(FAA)のFAR 25.853規制に基づく可燃性要件およびオハイオ州立大学(OSU)65/65基準に基づく煙濃度と放熱要件に準拠していることを実証した。この材料は、次の要件を満たしている:
• 垂直燃焼性テスト – FAR 25.853(a)附則FパートI(60秒、垂直燃焼)
• 放熱性 – OSU 65/65基準およびFAR 25.853(d)附則FパートIV
• 煙濃度 – FAR 25.853(d)附則FパートV
• 毒性要件 – ボーイングBSS7239、エアバスABD0031

LEXAN XHR 5000シートは、黒の土台の上に白色のキャップ層が重ねられており、装飾フィルムと共にラミネートした後で熱成形が可能な、丈夫で軽量な基材である。


写真 : SABICのLEXAN™ XHR 5000樹脂シート

近年、航空機内装部品の難燃/発煙/毒性(FST)性能基準はますます厳しさを増している。SABICのイノベーティブプラスチックス事業は、これら基準への準拠に取り組む国際航空宇宙業界のお客様を支援するため、航空機ブラインド用途に向けた次世代「LEXAN™ XHR 5000(超低放熱)シート」を発表した。高度なFST特性と遮光性が要求される多層ブラインド用途向けに開発されたLEXAN XHR 5000シートは、過酷な安全要件を満たすだけでなく、高品質な外観および優れた遮光性を提供することで、キャビン空間の快適性向上に貢献する。



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