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第 45 回ウィーン国際モーターシンポジウムで Vitesco Technologies 社との協業による 「バッテリー電気自動車用統合熱マネジメントシステム」を発表

2024年5月9日

  

第 45 回ウィーン国際モーターシンポジウムで
Vitesco Technologies 社との協業による
「バッテリー電気自動車用統合熱マネジメントシステム」を発表

  

当社グループ会社である Sanden International (Europe) GmbH(以下 SIE)は、電動 ドライブトレインのリーディングカンパニーである Vitesco Technologies GmbH(以下 Vitesco) と、第 45 回ウィーン国際モーターシンポジウムで、「バッテリー電気自動車(BEV)向け統合熱マ ネジメントシステム」に関する共同発表を行いました。この発表では、寒冷地での走行距離の延長、 急速充電の実現、車室内の温度面での快適性の提供など、熱マネジメントの重要な機能に焦点 を当てています。

 第 45 回ウィーン国際モーターシンポジウムは、『温室効果ガスのニュートラル化』をメインテーマに、 4 月 24 日から 4 月 26 日まで開催され、25 か国以上が参加して最新技術や戦略が紹介されま した。

 SIE と Vitesco の統合熱マネジメントシステムは、最小限のモジュールで車内空間、ドライブトレ イン、バッテリーの様々な冷暖房機能をニーズに応じてフレキシブルに提供することが可能です。この 統合熱マネジメントシステムは、自然冷媒であるプロパン(R290)を使用したコンパクトな冷媒ユ ニットと、クーラント(冷却水)を使用した水分配モジュールによって構成された熱エネルギー分配シス テムで構成されています。これにより、複雑さを軽減し柔軟な適応性を確保、車両製造工程におけ る工数の軽減、そして最終的には自動車メーカーのシステムコスト削減に貢献します。さらに車室内 を流れる冷媒と、フロントフード内の冷媒を分離した”インダイレクト方式”を採用することで、欧州で 今後導入が予定されている PFAS 規制に適合できます。

 シンポジウムでは C クラス車両の顧客要件に基づいたシステムを展示しました。また、実演により 関連する主要なシミュレーションデータに基づきシステムの性能を紹介し、関連部品と車室内の冷 暖房性能を実証しました。

 当社は中期経営計画 SHIFT2028 に基づき、熱マネジメントシステムのリーディングカンパニーとし て成長を続けてまいります。

  

(参考ページ)
SANDEN – Automotive, Systems.

Vitesco Technologies – Home (vitesco-technologies.com)

International Vienna Motor Symposium (wiener-motorensymposium.at)

  

本件に対するお問い合わせ
サンデン株式会社
総務本部 グローバル総務セクション(広報)
sdhd.prcsr.jp@g-sanden.com

  

  

  

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