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JLR、電動化を加速 2億5,000万ポンドを投資し、最先端の「Future Energy Lab」を開設【ジャガー・ランドローバー】
2023年10月26日
JLR、電動化を加速 2億5,000万ポンドを投資し、
最先端の「Future Energy Lab」を開設
■コベントリー郊外のホイットリーにあるエンジニアリングセンターに、2億5,000万ポンドを投資して最先端の電気自動車(EV)試験施設、「Future Energy Lab」を新設
■32万3,000平方フィートの広さを誇るこのエンジニアリング施設では、「RANGE ROVER」、「DEFENDER」、「DISCOVERY」、「JAGUAR」のJLRの次世代EV用エレクトリック・ドライブユニット(EDU)を開発
■今回の投資により350人の新規雇用を創出
■JLRは全ブランドでピュアEVの新モデルを投入予定で、この施設によって高級車メーカーのEV開発の規模が拡大
2023年10月23日、英国ホイットリー発: ジャガー・ランドローバー(JLR)は、2030年までに9車種のラグジュアリーな電気自動車(EV)の市場導入に向け、2億5,000万ポンドを投じて、最先端のEV試験施設「Future Energy Lab」を新設し、公開しました。
コベントリー郊外のホイットリーにあるエンジニアリングセンターに新設した、32万3,000平方フィートの敷地面積を誇るこの施設には、4,000万ポンド超をかけて、EV試験装置やEV用エレクトリック・ドライブユニット(EDU)の製造、EVシステム・テストセルなど、EVの迅速な試験を可能にする革新的テクノロジーを導入しています。ここには、-40度から最大55度までの最も過酷で極端な条件をシミュレートできる気候室も含まれます。
「Future Energy Lab」の新設は、今後5年間で人材および施設に約150億ポンドを投資するというJLRのコミットメントの一環であり、試験開発能力を大幅に向上さるものです。これにより、JLRは、次世代EV開発を持続的に拡大させることができるようになります。そして、開発プロセスにおいて世界各地に存在する他の試験施設間を移動させる必要性が減少します。
JLRは、自社のEV試験能力を増強させることで、試験評価のために世界中にプロトタイプを輸送することに伴うコストと二酸化炭素(CO2)排出量を最小限に抑えることもできるのです。
この施設では、すでに200人を超えるEVエンジニアが働いていますが、さらに150人の新規雇用を創出し、地域経済に大きな雇用促進をもたらします。
JLRは、コベントリーの施設の改修のため、来年さらに2,200万ポンド相当の投資を計画しています。
JLRのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターであるトーマス・ミューラーは、次のように述べています。「私たちの車両は、EVの未来の最前線にあり、今後もそうあり続けます。この施設は、私たちの『REIMAGINE』戦略の中核をなすものであり、私たちが誇りを持って開発している最新のモダンラグジュアリーなクルマの性能と信頼性の構築要件である、高度な試験能力を提供するために不可欠なものです。」
JLRのパワートレイン・テスト・オペレーション担当チーフエンジニアであるオリバー・ボークスは、次のように述べています。「ホイットリーにおける私たちの事業は、JLRにおいて中心的な役割を果たしており、地域社会のビジネスをリードしています。今回の投資は、ビジネスと地域経済にとって特筆すべきものだと言えます。」
JLRの次期EVであるモダンラグジュアリーな「RANGE ROVER」の BEVモデルは、これらのリグで数十万時間の試験が行われているモデルのひとつであり、そのEDUは、ホイットリーのエンジニアたちたちが設計、開発、検証をしています。なお、「RANGE ROVER」の BEVモデルは、来年発売予定です。
この拠点は、電動化に向けたJLRの「REIMAGINE」戦略を実現するための新たなマイルストーンとなります。JLRは、EDUの設計と開発を自社で行うことで、サプライチェーンの管理体制を強化すると同時に、独自のEDUをより柔軟に変更できるようになります。
ウエスト・ミッドランズ市長であるアンディ・ストリート氏は、次のようにコメントしています。「私たちは、この地域を、卓越した自動車の開発およびEV生産への移行の両面において、最前線の拠点にすることを目指してきました。JLRによって発表されたこの素晴しいニュースは、私たちの目標が現実のものとなることを示しています。エンジニアリング施設に数百万ポンドの投資を行ったコベントリーの新しい『Future Energy Lab』の開設により、JLRは今後数か月から数年間にわたり、電動化への取り組みを大幅に強化されていくでしょう。今回の発表は、地元の人々が、この分野で成功するために必要なスキルを習得し、それに見合った雇用機会が創出され、多大な恩恵を受けることになるのです。」
※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2023年10月 23日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。
以上
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エディターズ・ノート
「Future Energy Lab」について
この施設におけるEDU試験プロセスは、英国および欧州でもユニークなものであり、その潜在的な能力をさらに高めるために、EDUに対する複雑な試験を長期間にわたって実施します。
施設で実施される車両のインザループ・テストは、試験プロセスの重要な部分であり、シミュレートされた環境で実際の車両の動きを精査することで、より多くのシナリオを検証できるようになります。
JLRはまた、高度な再生エネルギー・テクノロジーを使用して、持続可能な試験方法を採用しています。各試験サイクルから発生する再生エネルギーは、地元の電力網に供給し、森林に必要な電気エネルギーの削減に寄与します。
ジャガー・ランドローバー(JLR)について
JLRの「REIMAGINE」戦略は、デザインによるモダンラグジュアリーというサステナビリティに富んだビジョンを実現します。
2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量実質ゼロにするという目標に向け、JLRは事業の変革に取り組んでいます。承認された科学的根拠に基づく目標を通じて、2030年までに事業とバリューチェーン全体で排出量を削減するためのロードマップを策定しました。この戦略の中核をなすのは、電動化です。10年以内に、「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」 の3つのファミリーにそれぞれフルバッテリー電気自動車(BEV)を取り揃え、ジャガーは、全ての車種がBEVとなります。
JLRは英国を拠点とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有しています。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも車両製造工場を展開、7つのテクノロジー拠点を有します。
JLRはタタ・サンズ傘下のタタ・モーターズ・リミテッドの100%子会社です。
JLR PR social channels
<JAGUAR>
- JAGUARウェブサイト: https://www.jaguar.co.jp/index.html
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<RANGE ROVER、DEFENDER、DISCOVERY>
- RANGE ROVERウェブサイト: https://www.landrover.co.jp/range-rover/index.html
- DEFENDERウェブサイト: https://www.landrover.co.jp/defender/index.html
- DISCOVERYウェブサイト: https://www.landrover.co.jp/discovery/index.html
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