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耐候性試験機「アイ スーパーUVテスター」をリニューアル【岩崎電気】

2023年9月13日

  

耐候性試験機「アイ スーパーUVテスター」をリニューアル
省スペース設計で節電20%、試験面積は20%拡大

  

岩崎電気株式会社は、屋外環境を人工的に再現し、製品や材料の寿命を予測する、紫外線ランプ方式の耐候性試験機「アイ スーパーUVテスター SUV-W161」をリニューアルした「SUV-W171」を10月1日より発売します。

  

アイ スーパーUVテスター「SUV-W171」

岩崎電気の「アイ スーパーUVテスター」は、屋外暴露10年分を約1000時間で再現できる驚異的な促進性を持ち、研究開発など短期間での耐候性試験及び耐光性試験ができる装置です。

「SUV-W171」は、現行装置と比べ、装置サイズの縮小をはかりながらも、有効照射面積を20%拡大し、より多くのサンプルを試験できるようになりました。

  


従来照射面と比較し20%拡大

  

消費電力を約20%削減し、試験機本体に内蔵していたチラーを削減することで本体のフロン不使用とし環境負荷軽減に貢献します。

各種設定を行う操作パネルとソフトウェアを刷新し、メンテナンスや校正時期もアイコン表示することで、見やすく操作性も向上しました。

  


タッチパネル

ランプセットもコネクタ方式に変更し、ランプ交換がさらに容易になりました。

  

「SUV-W171」の主なリニューアルポイントは、
1. 有効照射面積を拡大し、より多くのサンプルを同時に試験可能
2. 消費電力削減とフロンレス化で環境負荷を軽減
3. 操作性を向上する操作パネルの改善と、メンテナンスの簡易化

「アイ スーパーUVテスター」は、より信頼性の高い試験で、製品開発のスピードアップに貢献します。

  


装置内試料台スペース

  

主な仕様
形式:SUV-W171
光源:水冷式6kWメタルハライドランプ
試験項目:照射、結露、暗黒、シャワー
紫外線照度:150mW/cm²(最大)※1
均斉度:90%以上
温度制御範囲:[照射時(BPT※2)]50~85℃(室温20℃の時)、[暗黒時(槽内温度)]35~75℃(室温20℃の時)
湿度制御範囲:[照射時]40~70%RH(BPT63℃の時)、[暗黒時]50~90%RH(槽内温度50℃の時)
有効照射面積:96000mm²(200mm×480mm)
消費電力:14kW(三相3W、200V、50/60Hz)
入力電流:50A
外形寸法:幅1350mm×奥行1200mm×高さ1800mm(突起部含まず)
重量:約750kg
データ出力:USBメモリ
※1 JIS規格対応の数値です(従来の照度計[UVP365-01])では100mW/cm²となります
※2 BPT=ブラックパネル温度計
*温湿度制御範囲は試験条件などによります
*本商品は受注生産品です

  

  

  

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